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うつ病・不安神経症とサプリメント


うつ病・不安神経症とサプリメント
うつ病・不安神経症とサプリメント
  症状が進むと、不安や妄想がエスカレートして絶望感に苛まれます。生きる意志を失ってしまうケースも少なくありません。「頑張れ」という言葉は本人をますます追い込んでしまいますのでご注意。

 “鬱”という漢字そのものが、まさに、うつ病患者の内面を現しているようです。現代社会特有の複雑化、スピード化が、人々に複合的ストレスを与え、生き物としての活力をどんどん減退させています。そういった意味では、だれにでも起こりうる症状です。たとえば、身内・友人の死、失恋などのときに、そのショックからゆううつになって、食欲不振、不眠などを覚えた経験はあると思います。こういった症状は、いつのまにか回復するものです。しかし、いつまでも尾を引いたり、ますます落ち込んでいく場合は、うつ病になっている可能性があります。
 軽症の時は、“ゆううつで、なんだか哀しい”“何に対しても関心が持てず、やる気が出ない”などの不安を訴えます。体的には、不安、食欲不振、疲労感を伴います。若年層から中高年にまで広がりを見せている、いわゆる“引きこもり”の背景にも、うつ病状態が見え隠れしています。
 症状が進むと、不安、妄想などがエスカレートして絶望感に苛まれ、自殺をはかってしまうケースも少なくありません。“がんばれ”という励ましが、却って焦燥感を煽り、逆効果になることもあります。

 ドイツでは弟切草を数多くの厳密な臨床試験の結果を踏まえ抗うつ薬として承認しています。

   
セントジョーンズワート
  セントジョーンズワートは、ヨーロッパでは心の不安に明かりを照らすという意味から「サンシャインハーブ」と呼ばれ、古くから不安症や不眠症に用いられてきました。軽症および中等度のうつ病やうつ状態に対して医薬品と同等の効果があり、医薬品よりも副作用が低いことが知られています。

セントジョーンズワートには、キノン類のヒペリシン、フラボノイド系のクレセチンなどが含まれています。医薬品のように単独の成分が抗うつ作用を持つのではなく、複数の有効成分の相互作用により、減少していた脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を増やすことで、効果が得られると考えられています。うつ病やうつ状態は、脳が活動する際に神経の末端から放出される脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が減少している状態です。その結果、気分が滅入り、疲れやすく、食事もあまり美味しく感じなくなって、夜もあまり眠れない状態が続きます。

軽症から中等度のうつ病の方の臨床試験では、医薬品(抗うつ薬)と比較されていて、セントジョーンズワートが医薬品と同等の効果を持つことが示されました。

   
医薬品との併用には注意。

セントジョーンズワートの働きによって、肝臓の薬物代謝酵素であるチトクロームP450が誘導され、医薬品の代謝スピードが変わり、医薬品の作用が強くなったり弱くなったりします。
経口避妊薬(ピル)、抗HIV薬(インジナビル)、免疫抑制剤 (シクロスポリン)、抗不整脈、気管支拡張薬(テオフィリン)、血液凝固防止薬(ワーファリン) などが影響を受けます。
セントジョーンズワートと併用できない医薬品は、その作用から考えて、抗うつ薬のモノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬(塩酸サフラジン)です。さらに併用しないほうがいいと考えられるのが、抗うつ剤のSSRIなどです。

   
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