| セントジョーンズワートは、ヨーロッパでは心の不安に明かりを照らすという意味から「サンシャインハーブ」と呼ばれ、古くから不安症や不眠症に用いられてきました。軽症および中等度のうつ病やうつ状態に対して医薬品と同等の効果があり、医薬品よりも副作用が低いことが知られています。
セントジョーンズワートには、キノン類のヒペリシン、フラボノイド系のクレセチンなどが含まれています。医薬品のように単独の成分が抗うつ作用を持つのではなく、複数の有効成分の相互作用により、減少していた脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を増やすことで、効果が得られると考えられています。うつ病やうつ状態は、脳が活動する際に神経の末端から放出される脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が減少している状態です。その結果、気分が滅入り、疲れやすく、食事もあまり美味しく感じなくなって、夜もあまり眠れない状態が続きます。
軽症から中等度のうつ病の方の臨床試験では、医薬品(抗うつ薬)と比較されていて、セントジョーンズワートが医薬品と同等の効果を持つことが示されました。 |