サプリメントと病気

めまいとサプリメント・・・・サプリメントと病気

平衡感覚のぐらつくめまいや、ジーンと鳴りやまない耳鳴りは、不安感をあおります。深刻な脳疾患が潜んでいるケースも考えられます。
 頭がクラクラする、体や景色がグルグル回る、目の前が暗くなって意識が薄れていく・・・そういった平衡感覚の異常がめまいとして現れます。特に、意識がフッと遠ざかっていく場合は、小脳や脳幹に疾患がある可能性があります。小脳や脳幹に血液を送っている椎骨脳底動脈の循環不全のケースが多いようですが、脳腫瘍ということもあるので、気をつけなければなりません。
 ぐるぐる回転しているようなめまいは、次に挙げる耳の疾患による場合が考えられます。
1.突発性難聴・・・突発的に、ひどい難聴とめまいが現れるものです。
2.メニエール病・・・めまいと同時に、耳鳴りと難聴が起こります。長い期間にわたって繰り返し、難聴がどんどん悪化していきます。
3.良性発作性頭位めまい症・・・急に頭を動かしたときに、しばらくの間回転性めまいが起きます。内耳にある耳石器の障害が原因です。
4.聴神経腫瘍・・・主に耳鳴り、難聴といった症状があり、めまいを感じることもあります。
 平衡感覚のぐらつくめまいは、とても不安なものです。健康に対する自信まで、グラグラと揺らいでしまいます。
ヨーロッパでは、めまい・耳鳴りの治療にイチョウ葉が医薬品として使われています。

サプリメントアドバイス・・・イチョウ葉

フラボノイドは植物の色素に含まれる成分の総称で、イチョウ葉にはフラボン、フラポノール、カテキン、ケルセチン、ケンフェロール、ルチン、ギンコゲチンなど20種類以上が含まれています。その特徴は老化を促進させる活性酸素を除去したり、血管を拡張させると同時に強化もします。テルペンラクトンの方はイチョウ葉だけに含まれている物質で、50%がギンコライド、 50%がどロバライドという成分で構成されています。
ギンコライドは血小板活性化因子の働きを抑えることで、脳梗塞の引き金となる血栓を予防したり、アレルギー症状を緩和させますし、ビロバライドは脳の神経細胞を保護しアルツハイマー型の痴呆の予防に良いといわれています。それ以外にもビタミンCやクロロフィルなど多くの成分が含まれていますが、今後も新たな有効成分が発見されるのではないかと期待されています。
注意事項
イチョウ葉には、有効成分だけではなく、アレルギーを引き起こす成分ギンコール酸が含まれています。ギンコール酸を取り除いた製品を選ぶようにして下さい。