サプリメントと病気

四十肩・五十肩とサプリメント・・・・サプリメントと病気

肩に痛みを感じて、腕が動かしにくくなり、仕事や生活に支障を来してしまいます。体全体の動きにも悪い影響が出て、精神的にも参ってしまいます。  四十肩・五十肩は、関節周囲炎とも呼ばれ、整形外科では有痛性制動症ともいわれています。  加齢とともに、肩関節を形成する関節のふくろが縮小してしまう、筋に炎症を生じてしまう、筋肉の端が擦り切れる・・・などの原因により、肩が痛い、上肢を上とか後ろとかの一定の方向に動かすときにだけ、ひどい疼痛を感じたり、思うように動かせないといった症状が現れます。  このように、関節が固まり、筋肉などが弱まって、不意に激痛が走るようになると、仕事の能率にも影響が出るし、就寝中、寝返りをするのも怖くなってしまいます。  この症状を緩和するには、肩を入浴や蒸しタオルなどで、できるだけ温め、効果的な体操をしっかりすることが必要です。ビタミン、カルシウムなどの補給も、心掛けてください。 関節と関節の間にあるコンドロイチンが不足すると、骨同士がこすれあい、慢性関節リュウマチの原因になったりします。また、四十肩・五十肩などさまざまな骨の障害を引き起こします。

サプリメントアドバイス・・・コンドロイチン

コンドロイチン硫酸として結合組織や軟骨に普遍的に存在し、不足すると結合組織などの機能低下を引き起こします。
変形性関節症や関節炎の治療目的としてもっともよく利用されています。
コンドロイチンの補給で関節軟骨や椎間板の補修・補強が可能です。
そのため、レントゲン写真で骨と膝の間にできた隙間の幅で診断します。
この骨の隙間が軟骨の部分です。ただ、軟骨には血管が通っていないため写真には写りません。
従って、隙間が狭いほど軟骨が磨り減っている証拠になります。
この隙間の軟骨の減少予防と回復のためにコンドロイチンを摂取します。

サプリメントアドバイス・・・MSM(メチルスルフォニルメタン)

MSMとは、Methyl Sulfonyl Methaneの略で、松や杉などの針葉樹から抽出された天然の有機硫黄です。
MSMは、人間の体の関節、筋肉、皮膚、髪、爪などにも含まれています。
骨、皮膚、そして細胞組織に必要なコラーゲン生成をサポートする働きを持ち、コラーゲンが関節に弾力性を与え、関節トラブルである関節炎や腰痛などの予防・改善をします。

サプリメントアドバイス・・・ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はムコ多糖の一種で保水力のある成分。
その保水力は、ヒアルロン酸1gで6Lにもなります。

ヒアルロン酸は、細胞組織の成分、細胞外液の水分調節、関節の潤滑作用の働きを持っています。
リウマチや五十肩などの関節炎のときは、ヒアルロン酸を注射して、関節が滑らかに動くようにします。
肌に対しても、保湿力を高めてコラーゲンの変性を抑え、シミやシワの予防、肌のハリ・弾力を維持するなど、うるおいを保つために効果を発揮します。

サプリメントアドバイス・・・イソフラボン

「大豆の消費量が多いアジア諸国の女性は、欧米に比べて乳ガンの羅患率が低い」という疫学調査から、大豆イソフラボンには乳ガンの予防効果があると考えられます。乳腺発ガン物質をマウスに投与することで乳ガンを誘発させると同時に、イソフラボンを飼料に混ぜて投与した場合、イソフラボン投与グループでは、有意な発ガン抑制効果が認められました。また、腫瘍の体積の減少も認められています。マウスに対する同じような実験は前立腺ガンでも行われ、有意にガンの抑制が認められました。 卵巣摘出マウスにダイズイン、ゲニステインを投与し、投与しないグループと子宮重量、腹部脂肪重量、骨密度を測定した場合、有意に子宮重量の低下抑制、腹部脂肪重量の低下、骨密度の低下抑制が見られたという研究結果があります。閉経後の女性を対象にした骨粗髭症への効果は、骨のミネラル密度が増加した、という研究結果もあります。