サプリメントと病気

白内障とサプリメント・・・・サプリメントと病気

水晶体が白濁して、視界がぼんやりと霞んでしまいます。視力低下で階段からの転落、交通事故など、様々な危険に遭遇しやすくなってしまいます。老齢になり、眼球の一部の水晶体が白く濁ってしまう・・・それが老人性白内障です。レンズの役割を果たしている部位が白濁するため、光線が網膜へ通りにくくなり、視界が霞んで見えにくくなります。原因は、老化による水晶体のタンパク質の変成です。そのため、眼鏡を替えても効果はほとんど期待できません。
 目は、とてもデリケートな器官です。そのため弱体化しやすく、60歳以上の二人に一人は白内障にかかる・・・といわれています。初期症状としては、視力がまだそんなに落ちなくても光のまぶしさが増したり、逆光の中で景色が霞んでしまったりします。視力が衰えると外出時の交通事故、転倒・・・、家の中でも階段からの転落など、様々な危険が増えてしまいます。
 白内障が進行した場合、手術によって透明な人口レンズを入れ、視力を回復させなければなりません。
ベーターカロチンの多く含まれているサプリメントがお薦めです。ベーターカロチンが、視覚色素である視紅の形成を可能にし、夜盲症や視力低下を防ぎ、目の障害の治療を助けます。そのほかカナダなどの研究では抗酸化物のサプリメントで40%も白内障になる確率が減ったと言います。また抗酸化のハーブとしてビルベリーに含まれるアントシアノサイドは、ビタミンEの50倍の抗酸化力を持ち毛細血管を強くするためヨーロッパでは医学的に目に効果があると考えられているハーブです。

サプリメントアドバイス・・・ベータカロチン

ベータカロチンとは、カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるカロチノイド系色素の一つです。カロチンは体内でビタミンAにかわり、のどや消化管の粘膜、皮膚を健康に保つ働きをしてくれています。ベータカロチンは視覚機能を高めるのはもちろんのこと、細胞の活性化にとっても重要です。通常の生活で野菜不足の方にはもってこいのサプリメントです。

サプリメントアドバイス・・・抗酸化成分

酸化とは物質が酸素と結びついてサビることです。人間の体で言いますと、活性酸素と結びついて起こる老化、体・肌の衰えを意味します。これを防ぐのが抗酸化作用でこの作用をもつ物質を抗酸化物質と言います。緑茶は抗酸化食品の代表で、含まれる抗酸化物質はカテキン、ビタミンC、E、ベータカロチン、クロロフィルなどです。

サプリメントアドバイス・・・ルテイン

目の一番奥にある網膜には、光や色を感知する視神経がたくさん集まっており、到達した光や色の刺激を神経信号に変える働きをしています。中でも、物を見ることで最も重要な役割機能を持っているのが、黄斑です。老化や紫外線などの影響で黄斑が障害を受けると、黄斑変性症になります。黄斑変性症の初期症状は物がゆがんで見えますが、さらに障害が進むと、視力低下が起こってきます。ルテインは、体内では主に網膜と黄斑に存在し、紫外線を吸収しながら、活性酸素の害から眼を守る働きを持っています。