サプリメントと病気

糖尿病とサプリメント・・・・サプリメントと病気

ひそかに合併症が忍び寄る、恐い病気です。動脈硬化を進行させ、心筋梗塞、脳梗塞、失明・・・・などを頻発させます。  ある意味で、糖尿病はかなりポピュラーな病気です。日本人全体で糖尿病患者数は約600万人、中高年の10%が罹っているといわれています。そのわりには、ポイントの恐ろしさがあまり理解されていないようです。
 糖尿病の原因は、胃の裏側にある膵臓から分泌されるインスリンの働き不足です。インスリンは血液中の糖分を筋肉や肝臓に送りこみ、糖分をエネルギーに代える作用を持つホルモンです。そのインスリンの作用が低下するので、血糖値が上昇してしまうわけです。体内の水分が不足しがちになり、やたらのどが乾き、水分をがぶ飲みしたくなってしまう・・・・・・そんな症状の方は要注意です。
 糖尿病は初めのうち症状が出なくても、ひそかに合併症が進行していく恐い病気です。たとえば、動脈硬化を促進させ、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、あるいは下肢の壊疽(腐った状態)といった致命的な疾患を頻発させます.他にも、失明につながる糖尿病性網膜症、尿毒症につながる糖尿病性腎症など、数え上げたらきりがありません。まさに糖尿病は、“合併症のデパート”なのです。日本人の死因順位では、常にワースト10圏内に位置しています。
糖尿病の予防には、免疫力を高める霊芝、高麗人参、アガリクスなどがよいと言われています。
手軽に愛飲できるものに、ばんざくろのお茶があります。ばんざくろは、血糖値を下げる働きがあり国内では、「減糖茶」として販売されています。

サプリメントアドバイス・・・霊芝

霊芝はサルノコシカケ科のマンネンダケのことで、広葉樹の木杭の傍に生えるとされています。しかし発見するのは非常に困難で、中国では5000年もの苦から病気予防に威力を発揮する食品として珍重されてきました。たとえば秦の始皇帝が求めた、仙薬の1つに霊芝があったといわれています。漢の武帝も霊芝が発見されると詩を作ったり祝宴を催したり、大謝礼まで発していあたとか。霊芝には免疫を調整する機能、すなわち免疫が異常亢進している場合は下げ、下がっている場合は上げるという作用があります。「人体は体の条件にかかわらず、いつも一定した自己の状態を保つ能力をもっており、これをホメオスタシス(生体の恒常性保持)と呼ぶ。ホメオスタシスのバランスが破れた状態が疾病なのだ」。アメリカの生理学者ウオーター・キヤノンが唱えたホメオスタシスの考え方は近年とみに広がっていますが、霊芝の免疫調整機能はこのホメオスタシスを健全にするという素晴らしい働きがあります。

サプリメントアドバイス・・・高麗人参

朝鮮人参、御種子人参とも呼ばれる高麗人参は、古くから中国や韓国、そして日本において滋養強壮に優れた食品として珍重されてきました。中国では梁の陶弘景(452−536)という人が編纂した薬物書の古典「神農本章経」に早くもその名が現れ、漢の張仲景が著した『傷寒論』(196〜220年)にも、「113処方中21人に人参を配合処方した」という趣旨が記されています。
韓国にも、母親の病気を治すため岩山を上り高麗人参を採取したという1500年前の逸話が残されています。高麗人参に鶏肉、ナツメ、モチ米を使った参鶏湯(サムゲタン)が代表的な強壮料理であることは、広く知られるところです。日本でも奈良時代の739年に潮海国の使者により進上品として持ち込まれるなど、高麗人参の食効は早くから知られていましたが、とりわけ江戸中期の8代将軍吉宗の時代には、幕府の財政立て直し策として江戸城内で高麗人参の人口栽培研究が密かに行われ、その種子と技術を全国に配布、栽培を奨励しています。ちなみlこ、この経緯から高麗人参の別名を「御種子人参」と呼ぶようになりました。
残念ながら江戸幕府が全国に広めようとした高麗人参栽培の技術は、今では福島・長野・島根の3県のみに残されているに過ぎません。700年ほど前から栽培技術を確立し、量産化に成功している韓国とは対照的と言えるでしょう

サプリメントアドバイス・・・アガリクス

アガリクス茸の学名は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」(Agaricus blazei Murill)という担子菌類ハラタケ科のキノコです。和名を「カワリハラタケ」といい、「ヒメマツタケ」とも呼ばれています。 原産地は南米ブラジルのサンバウロ州郊外にあるピエタージ地域。ガンや心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病患者が極めて少ないこの地域では、苦からアガリクス茸を「神のキノコ」と崇拝し、万能の薬餌素材として使用してきました。この驚くべき効果に関心を持ったアメリカの医学者が調査した結果、アガリクス茸の成分中に薬効性の高い「β−D−グルカン」(多糖体)が多く含まれていることが解明されたのです。β−D−グルカンをはじめα−グルカン、β−ガラクトグルカン、RNA(核酸)、タンパク質グルカン、キシログルカンなど、6種頬の多糖体がもたらす免疫賦活作用および抗腫瘍活性は多くの研究者たちに注目されています。