サプリメントと病気

膀胱炎とサプリメント・・・・サプリメントと病気

寒い冬、特に女性に症状が現れやすいのが膀胱炎です。泌尿器系の炎症が進行すると、深刻な腎不全に陥る場合もあります。慢性化しないよう、気をつけなければなりません。 膀胱炎は、かなり頻度の高い感染症で、特に女性に起こりやすいのが特徴です。女性の場合、男性と違って尿道が短く(3〜4cm)、膣の細菌が簡単に侵入してしまうからです。
 症状は、頻尿、排尿痛、残尿感のほか、尿を検査すると血尿が認められたり、見た目はわからなくても顕微鏡検査で赤血球が見つかったりします。
 膀胱炎はなかなか完治せず、免疫力が落ちるたびに症状が繰り返し現れて、慢性化するケースも多いようです。不快な症状のため、心理的にも悪い影響を及ぼす病気といえます。
 炎症が膀胱から腎盂にひろがると、腎盂炎に進行し、やがて腎不全を起こすこともあります。そういう意味で、膀胱炎は決して軽い病気ではありません。初期の段階でしっかりと治しておく必要があるのです。
泌尿器の機能を正常に保ち、細胞を活性化させるためには、ノコギリヤシがお薦めです

サプリメントアドバイス・・・ノコギリヤシ

前立腺肥大症は、尿道に近いほうにある内腺が肥大し、尿道や外腺を圧迫するため、さまざまな症状を起こすのです。前立腺肥大の原因は、男性ホルモンのテストステロンが、5α−リダクターゼによって、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変えられてしまうことが原因です。このジヒドロテストステロンが、前立腺にある受容体と結合し、前立腺の内腺を刺激することで前立腺肥大が始まるのです。加齢にともなって、テストステロンがジヒドロテストステロンに転換される割合は高くなり、中高年男性の場合は、過剰なジヒドロテストステロンの作用によって前立腺肥大となってしまいます。ノコギリヤシエキスに含まれる脂溶性の有効成分は、ジヒドロテストステロンが前立腺受容体に結合するのを防ぎ、男性ホルモン転換酵素5α−リダクターゼの働きを抑制します。そのことで、ジヒドロテストステロンの増加が抑えられ、前立腺の肥大を防ぐわけです。
壮年期脱毛症は、5α−リダクターゼによって変化したジヒドロテストステロンが、髪の毛を作る細胞である毛母細胞のエネルギー産生を阻害するため起きます。そのため、髪の毛の成長サイクルが短くなり、脱毛が始まります。壮年期脱毛症のもうひとつの原因は、毛乳頭から出る発毛促進シグナルと発毛抑制シグナルのうち、ジヒドロテストステロンが毛乳頭に強く作用すると、発毛抑制シグナルが強くなります。すると、髪の毛の成長と発毛が妨げられて、脱毛が始まります。
ノコギリヤシエキスは、ジヒドロテストステロンが毛根の受容体に結合するのを抑制し、テストステロンをジヒドロテストステロンに転換する酵素5α−リダクターゼの働きを抑制することで、髪の毛の成長をうながします。そして、脱毛が改善されるわけです。