サプリメントと病気

胃潰瘍・十二指腸潰瘍とサプリメント・・・・サプリメントと病気

痛みと同時に、胃のもたれ、胸やけ、なども頻繁に生じます。潰瘍が進行すると、大出血を起こし、生命の危機を招きます。
胃や十二指腸の内壁は粘膜や粘液で覆われていて、強い酸である胃酸からガードされています。でも、このバランスが崩れると、粘膜の一部が消化されて潰瘍ができてしまいます。最近の研究では、ヘリコバクター・ピロリという細菌が、潰瘍の発症やプロセスに関与していると考えられています。
症状としては、胃潰瘍の場合、食後に痛みを感じ、十二指腸潰瘍では空腹時に痛むのが特徴です。痛みと同時に、胃のもたれ、ゲップ、胸やけ、背部痛なども頻繁に生じるようになります。潰瘍がさらに悪化すると、突然、患部から出血して、吐血や下血(タール状の黒色便)を起こすことになります。こうなると、食欲不振はもちろん、体重が激減し、貧血状態に陥ってしまいます。
最悪の事態は、胃穿孔です。潰瘍が進行すると、胃に穴が開いて大出血を起こし、生命の危機を招いてしまうのです。
生姜や人参は唾液中のジアスターゼの作用を促し、消化の働きを刺激したり、消化不良を改善する薬効があります。そのほかクマザサがおすすめです。

サプリメントアドバイス・・・生姜

生妻(ショウガ)は、ショウガ科のショウガ(学名)です。苦から風邪には生妻湯が良いとか、湯船に入れると体がポカポカ温まるなど、内服・外用、どちらでも効果が期待できる万能薬「生妻」。なかでも、コレラ菌を殺すほどの殺菌力を発揮するのが 「ジンゲロン」、「ショウガオール」という成分です。瑞H中毒を防ぐのはもちろん、新陳代謝を活発にさせて体を温めるため、冷えからくる腎盂炎、膜胱炎、喉の痛みなどに特に良いといわれております。中国では、古くから漢方として万能薬「生姜」を使用してきました。漢方では、生姜は嘔吐、咳、しやつくり、めまい、腹部膨満、頭痛などの水毒の症状に良いといわれています。また、吐き気を鎮めたり、胃の働きを強めたりする作用もあります。今ではその効果は広く知れ渡り、民間療法として風邪の予防・治療などに利用している人も少なくないようです。

サプリメントアドバイス・・・人参

人参の生理活性機能については、次のような研究結果があります。 向精神作用、中枢性食欲抑制効果、インスリン様効果、コレステロール・中性脂肪・遊離脂肪酸低下作用、HDLコレステロール増加作用、タンパク合成促進作用、血管拡張作用、抗ストレス作用、免疫調節作用、血小板凝集抑制作用など。

サプリメントアドバイス・・・クマザサ

熊笹の葉に含まれる成分は、ビタミン、ミネラルの他クロロフィルや多糖類のバンフォリン、食物繊維のリグニンです。 クロロフィルは、コレステロールを下げ、血栓を防ぎ、貧血を改善します。 多糖類のバンフォリンは、体の免疫力を賦活させ、ウイルスや細菌からの攻撃を防ぎます。 食物繊維のリグニンには、抗ガン作用も認められています。胃潰瘍や胃ガン発症の大きな原因であるピロリ菌に対する殺菌効果も、認められています。