検査数値をどう見るか・・・TTT/ZTT(チモール混濁試験・硫酸亜鉛混濁試験)は?

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「TTT/ZTT(チモール混濁試験・硫酸亜鉛混濁試験)肝臓のダメージの程度をチェック 基準値  TTT:1.5〜7単位(クンケル法)  ZTT:4〜12単位(クンケル法)
この検査で何がわかるか?
 この検査はともに、血清中のたんばくの性質を調べる検査で、血清膠質反応とも呼ばれ、肝臓のダメージの程度が簡単にわかります。検査方法は、血清の中に試薬を加え、濁りや沈澱がどの程度できるかによって判断します。これに属する検査法は以前からたくさん試みられてきましたが、現在一般的に行われているのは、チモールを試薬として用いるチモール混濁試験(TTT)と、硫酸亜鉛を試薬にする硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)です。
 この検査は、肝障害の診断だけでなく、経過を追うためにも利用されます。
異常値が出たときに疑われるおもな病気や状態
●ZTTの値が高い場合
・慢性肝炎
・肝硬変(著しく高くなる)
・膠原病
・サルコイドーシス
・肺結核
●ZTTの値が低い場合
・悪性高血圧症
・転移性がん
・糖尿病
●TTTの値が高い場合
・ウイルス性肝炎(急性肝炎)
・肝硬変
・高脂血症
・関節炎、関節リウマチ
・全身性エリテマトーデス
・糖尿病

ワンポイントアドバイス

 これらの検査は空腹時に受ける検査です。食事をすると数値に影響します。また、検査方法によって基準値が異なるので、測定法を確認する必要があります。

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