検査数値をどう見るか・・・ASO(ASLO)は?

ASO(ASLO)  溶連菌の感染を調べる 基準値  成人166ToddU以下(ランツランドル法)
この検査で何がわかるか?
 溶血性連鎖球菌(溶連菌)は、扁桃炎や中耳炎、猩紅熱など、炎症や化膿現象をひき起こす代表的な病原菌です。溶連菌には13群ありますが、なかでもとくに重要なA群溶連菌に感染すると、血清中にはそれに抵抗するためのASO(抗ストレプトリジンー0)という抗体ができます。そこで血清中にできる抗体、つまりASOの値を測定することによって、溶連菌に感染しているかどうかを調べるのです。
異常が出たときに疑われるおもな病気や状態
・リウマチ熱
・糸球体腎炎
・扁桃炎
・咽頭炎
・猩紅熱
・中耳炎

ワンポイントアドバイス

 抗生物質を服用していると数値が低くでる傾向があります。また、年齢や感染の程度などによって結果が左右されやすいので、1回の検査で判断するのは無理があるようです。繰り返し検査を受ける必要があります。ちなみに基準値は、乳児では100ToddU以下、小児では256ToddU以下と変動します。

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