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に き び

 

主な症状と治療の実際

肝に関係したにきび

こちらに記載してあるものは、複雑な状態です。女性で月経に絡むにきびは、下記に述べてある処方の組み合わせ以外にたくさんのものがあります。個々の体の状態によって処方が違います。詳しくは、問診表を用いてご相談下さい

①月経前に出るにきび
女性で、月経前になるとにきびが出やすく、にきびの色も黒っぽいという場合は、血の機能が失調して、熱がこもってしまった状態と考えられます。この場合は、熱を取り除いて解毒する働きと、血の機能を回復させる働きを併せ持っている「温 清 飲」がよいでしょう。、また熱の力が強く、すぐに化膿してしまうような場合には、「荊芥連翹湯」を用いることもあります。

②月経不順や月経痛をともなうにきび

月経の前になるとにきびが出るだけでなく、月経不順や激しい月経痛がある場合は、血の機能に問題が起こっていると考えられます。この時は、「桂枝茯苓丸」「冠脈通塞丸」のような薬で、血の機能を回復させることがたいせつです。三十代以降になって生理不順が起こったような場合には、「加味逍遥散」などもよいでしょう。

ただし、これらの処方は、直接にきびを治す薬ではないため、「清上防風湯」や「荊芥連翹湯」、「黄連解毒湯」などをにきびの状態に合わせて併用することが大切です。

 

③側頭部や胸・肩などにできるにきび

血に関係する症状に加えて、イライラしやすい・脇腹や乳房が張る・灼熱感があるといった症状を伴なう場合は、血そのものより、血をコントロールしている「肝」に熱がこもっていると考えられます。この場合には、にきびのでき方も、側頭部(こめかみから耳の前あたり)や胸・肩などに多いという特徴があります。このようなタイプの人には、肝の熱を取り除き、機能を正常に戻す「竜胆瀉肝湯」という薬が効果的です。