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ビタミンB1 生理作用

ビタミンB1は、化学名をチアミン(thiamine)といい、水溶性で、アルカリに不安定なビタミンです。
生体内で、エネルギー生産の補酵素cocarboxylaseとして重要な働きをします。
cocarboxylaseとしてピルビン酸(pyruvic acid)や α−ケトグルタール酸( ketogurlutaric acid)の脱炭酸を触媒し、acetyl-CoA、succinyl-CoA とします。
また、チアミントリリン酸が神経の伝達物質としても働くほか、刺激伝達物質のアセチルコリンの合成に関与し、分解を抑制し、働きを増強させます。
 ・エネルギーを作る糖質の代謝に関与
 ・精神の安定を保つ作用
 ・成長促進
 ・消化液の分泌を促進し、食欲を増進

ビタミンB1の欠乏症

脚気、神経系統の障害、便秘、食欲減退、消化不良、体重減少、心臓肥大、浮腫

ビタミンB1の栄養必要量

・成人男性1.1mg ・成人女性0.8mg ・妊婦   0.9mg ・授乳婦  1.1mg

ビタミンB1の食品含有量

落花生 0.85mg/100g
豚バラ肉 0.62mg/100g
ロースハム 0.60mg/100g
とろろこんぶ0.35mg/100g
豚レバー 0.34mg/100g
えだ豆 0.32mg/100g
えのきたけ 0.31mg/100g
ブリ 0.23mg/100g
サケ 0.22mg/100g
牛レバー 0.22mg/100g

ビタミンB1 栄養面で不足ぎみな方

○肉体労働や激しいスポーツをしている方
○アルコールが好きで、つい深酒をしがちな方
○甘い清涼飲料水や缶コーヒーをよく飲む方
○神経痛、腰痛で悩んでいる方
○疲れやすく、疲れがなかなかとれない方

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