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頭痛と漢方治療

   
1 血行の停滞で起こる固定性の頭痛
 
        からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛

 打撲や外傷、手術後、慢性病などによってうっ血が起こったり、ほかの原因で頭痛を繰り返すうちに血行が停滞するようになると(「血瘀」)、一定の場所に刺すようなあるいは割れるような頭痛が起こることがあります。

 痛みは夜間に強くなり、皮膚に細い血管が浮き上がって、くもの巣のようにみえたり、皮膚に紫斑が現れ、舌に紫色の斑点(「瘀点・瘀斑」)がついたり、舌全体が紫色になると同時に、舌の裏側が曇りガラスでおおわれたようになります。また流れが悪く渋滞した有力な脈、あるいは弦を張ったような脈あるいは滑らかな脈をふれるようになります。

 このようなときは、血の流れを回復し、通り道をふさいでいる病因物質を除くために、「桂枝茯苓丸」あるいは「冠脉通塞丸」を使います。また、顔面蒼白、めまい、目のかすみ、痩せる、無月経、動悸、手足のしびれ、舌の色が淡い、脈が細いといった、血の不足(「血虚」)による症状があるときは、血を補い熱をおさえる「桃核承気湯四物湯をあわせたもの」を使います。冷えが強いときは、からだを温め冷えを除きながら血を補い、血の流れも回復させる「温経湯」がいいでしょう。

瘀血の話
 

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