温経湯のことなら家庭の中医学。温経湯の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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  温経湯 中医学処方解説 ウンケイトウ
温経湯エキス顆粒「クラシエ」 90包の画像
 温経湯
 

「温経湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書「金匱要略」に収載されている薬方です。本来 女性の不正出血に対する処方ですが、生理不順に対してよく使用されます。別名 大温経湯


日本漢方の効能・・・手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、足腰の冷え、しもやけ

販売、及び製造している代表メーカー

クラシエ,ツムラ


  温経湯 処方構成
呉茱萸半夏麦門冬生姜各3.0
川芎芍薬当帰人参桂枝阿膠牡丹皮甘草各2.0

  温経湯 中医学解説
【効能】 温経散寒、補血調経、活血化瘀、益気和胃
【適応症】 下半身の冷え、血虚に血瘀をともなうものに使用します。温経湯は元来不正性器出血に対する処方ですが、月経不順によく用いられます。主な主症状は、月経不順(周期の延長あるいは短縮・月経過多あるいは過少・無月経)・不正性器出血・不妊症など多彩です。下腹部や腰の冷えと疼痛・下腹部のひきつり・腹のはり・下肢の冷え・冷えのぼせ・腹部膨満感、皮膚に艶がない・口唇の乾燥・目が疲れる・頭がふらつく・手足のしびれ感などをともない、舌苔は淡白で瘀斑、脈は沈数手掌のほてり・夕方の発熱がみられることもあります。
【類方比較】 桂枝茯苓丸:瘀血をとる代表方剤です。
【解説】

温経散寒の呉茱萸・桂枝・当帰・川芎、活血化瘀の牡丹皮、滋陰補血の阿膠・麦門冬・芍薬・当帰で、血を補充し血瘀を除き、血行を促進します。 人参・甘草・半夏・生姜は、脾胃の働きを良くしてさせて血の生成を高めます。

人参・甘草・半夏・生姜は、脾胃を健運させて陰血を補充を促します。

【治療の現場から】 腎虚の症状があれば、六味丸八味地黄丸鹿茸大補湯などを合方します
気虚が明らかであれば補中益気湯を合方します。
肝欝が強ければ、小柴胡湯逍遥散などを合方します。
温経湯 下腹部の膨満感・不快感・軽い抵抗・圧痛・冷え・引きつりを感じる場合が多い。

右腹直筋が異常に緊張してしている場合も多くみられます。

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 不正性器出血・月経不順・無月経・不妊症・更年期症候群・自律神経失調症・手掌角化症・家婦湿疹などで、下焦虚寒・血瘀・血虚を呈するものび使用します

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