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  漢方治療と認知症

中医学からみた認知症2


西洋医学からみた認知症
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1 神明の異常
  西洋医学では、MCIには認知機能テストによる基準はないため (長谷川式認知症スケールは応用できます)、診断はあくまで家族からの問診で聞き取った内容や本人の反応などに対する医師の観察が基になり、総合的に判断しているのが現状です。
 《丹渓心法》には「その内を知らんと欲すれば、まさにもって外を観るべし、外を観れば斯ちもってその内を知るは、けだし諸の内にあるは必ず諸を外に形せばなり。」とあるように臓腑の病変は、神色・形態・五官・四肢・体表に反映することから、望神により臓腑・陰陽・気血の盛衰と疾病の予後を判断していきます。特に「目」は五臓六腑の精気が注ぐ所であり脳に通じ、肝の竅であり、心の使いです。故に望神に際して目の観察は重要です。

有神(得神) 失神
目に輝きがある 目がどんよりしている。視線が定まらない
表情が豊かで自然 無表情、ぼんやりしている
顔や皮膚の血色がよい 顔や皮膚の色がくすんでハリがない
体に力入って姿勢を保てる 体に力が入らない、鈍重
呼吸がしっかりしている 呼吸が弱い、呼吸が乱れる
声に力がある 声が弱々しい、声が出ない

MCIは認知症の前段階にあたるため、神気不足による少神の状態、いわゆる軽度の失神であると考えられます。神明異常では、煩躁不安、洽妄神昏、および癩,狂,廟などを含む精神失調が現れます。煩噪では、もがいて落ち着かない、譫妄神昏は、うわごとを喋って意識がはっきりしないがみられます。癲(てん)の症状は、無表情で喋らず、悶々として楽しくなく、精神がぼんやりとし、ブツブツと独り言を喋り、急に泣いたり笑い出したりする陰性の神明異常です。狂(きょう)は、狂気となって怒り狂って罵り、人を殴って物を壊し親しい人と疎遠になっても構わない、あるいは高所に登って歌い、服を脱ぎ捨てて走りまわるなど興奮性の神明異常です。癇(かん)は所謂、てんかんに相当します。

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