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  肩こりと漢方薬

主な症状と、治療の実際


   
肩こりと漢方
肩こりの原因とメカニズム
肝に原因がある場合
脾胃に原因がある場合
   
1 肝に原因がある場合 ①血のめぐりが悪くなる
 
①血のめぐりが悪くなるめまい
立ちくらみ、生理不順(特に月経周期が長くなる)、皮膚がカサカサになる、爪の色が濁る場合は、肝の機能が低下して血のめぐりが悪くなっていると考えられ、「血オタイプ」の肩こりが起こります。
処方は、血の機能を回復させる「四物湯」を中心とします。

②ストレスがたまり、イライラする
 ストレスによる食欲不振、情緒不安定によるイライラなど、精神的な症状が強い場合には「気滞タイプ」の肩こりが起こります。
 肩だけではなく、全身の筋肉が脹るように痛んだり、生理不順(特に生理痛が強い)、胃腸の調子が悪いといった症状もあります。
処方は、気と血をめぐらせ、脾胃の働きをよくする「加味逍遥散」とします。加味逍遥散は更年期の症状にもよく使う薬です。

③「湿」が侵入する
 生理不順も情緒不安定もなく、肩の同じ場所が刺すように痛む場合は、血の不足というからだの弱点に乗じて、外から湿気(「湿」)が侵入し、血の通り道をふさいでいる状態です。そのため、雨が降ったり、湿気の多い季節などに肩こりが強くなる傾向があります。
 処方は、血の流れをスムーズにする「疎経活血湯」あるいは「二朮湯」を使います。疎経活血湯は全身の筋肉がこるときやリウマチにもよく使われます。二朮湯は湿を除く作用にすぐれ、五十肩(肩関節周囲炎)にも用いられます。
 ストレスやイライラが同時に起こることもあります。この場合には「冠脉通塞丸」や「桂枝茯苓丸」に「逍遥散」を合わせて使います。

④余分な熱がたまる
 目が充血する、舌の苔が黄色い、尿の色が濃いといった熱症状を伴う肩こりは、若い人に多い症状です。
 激しい怒りなど、感情面のトラブルがきっかけになって起こることが多いようです。 処方は、余分な熱を取り除く「竜胆瀉肝湯」がよいでしょう。

⑤老化が始まる
 目が疲れると肩こりが悪化する、目のかすみ、視力の減退、耳鳴りなどをともなう場合は、肝に加えて「腎」も関係する「血オタイプ」の肩こりと考えられます。
 40~50代に多い症状で、腎の機能が低下してからだに必要な水分が不足した状態になるため、相対的に熱の症状が現れます。しかし、「余分な熱がたまる」ことによって起こる肩こりほど強くはありません。
 この場合には、肝と腎の水分を補う「杞菊地黄丸」を使います。

⑥肝の働きが悪くなる
 筋肉が痙攣するような肩こりは、肝の機能の低下によるもので、筋肉に栄養や血が行きわたらなくなって起こると考えられます。
 この場合は、肝に水分や血を補給する「芍薬甘草湯」を使って、肝の働きを正常な状態に戻すようにします。

●気と血の役割
「血」には、からだに栄養と潤いを与える働きがある。また、「気」がからだの生理機能を活発にするのに対して、血はからだを静かな状態に保つ機能がある。血を蓄えたり、成分を調節したりする臓器は「肝」。
●気の滞り
痛みの特徴・・・脹っている。
部位・・・痛む部位があちこち移動する。
経過・・・こりが出たり消えたりする。比較的急性が多い。
●血の滞り
痛みの特徴・・・硬い。押すと痛む。
部位・・・同じ場所がチクチクと刺すように痛む。
経過・・・こりが続く。慢性。
その他・・・痛む部分の毛細血管が浮き出て、皮膚が暗紅色になる。肩以外の筋肉も痛む。舌の色が紫に近い暗い色。唇が黒ずむ。
●脾胃とは
胃腸・膵臓・肝臓・胆嚢・小腸など、消化器系の臓器の働きすべてをさす。「気の生産工場」ともいえる臓腑で、飲食物から吸収した栄養分を気に変えて、体中にめぐらせている。脾胃の機能が低下すると気を十分に生産できず、また余分な水が体内に停滞してしまう。
●肝とは
喜び、怒り、哀しみなど、精神情緒面をつかさどる臓器。血を蓄え、血液の循環の調節を行っている。また、筋肉の動きを管理する働きもある。そのほか、自律神経系、ホルモン系、内分泌系、栄養代謝系、胆汁の分泌、肝臓の機能の一部、女性の生理機能といった幅広い働きを含んでいる。
●脾胃と肝の関係
脾胃と肝は相互作用があるため、どちらかに機能低下があると他方にも影響を与えやすい。

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