ドクターからのアドバイス

生活習慣病の症状が出てくるので、そのチェックのために健診を

久しぶりの検診でいろいろな病気を発見

家庭の主婦などでは職場健診がないために、これまで健康診断をほとんど受けなかったという人が少なくありません。閉経に伴い、ホルモンの分泌が減少すると、高脂血症となる人も多く見られます。そのほか、高血圧や糖尿病が発見される例も見られます。こうした、異常が現れて当然の年齢になっているのですから、年に一度は健診を受けてください。

更年期障害の陰に鬱病が潜んでいる

50代でも40代と同様に、閉経に伴っていろいろな不定愁訴が現れます。ところが、こうした症状があって更年期障害と思っていると、実はその陰にうつ病がひそんでいることがあります。更年期症状の仮面をかぶったうつ病ということで「仮面うつ病」と呼ばれます。疑わしいときには、心身症や精神科の専門医の診療を受けましょう。

骨が急速に弱くなっていく

閉経に伴い、女性ホルモンの分泌が減少すると、骨粗しょう症を起こしやすくなります。骨租しょう症というのは、カルシウムが失われて骨が隙間だらけの状態になることで、骨が折れたりつぶれたりしやすくなります。その結果、骨折をしたり、足腰の関節をいためたり、背骨がこわれて腰痛の原因にもなります。

ドクターズ・アドバイス

定期的に検診を受け、病気のチェックと予防のためのケアを

女性ホルモンが分泌されているときは、それにガードされて動脈硬化は進みにくかったのですが、これからはそうはいきません。定期的に健診を受け、生活の注意を守るとともに、病気が発見されたら、きちんと治療を受けましょう。骨租しょう症を進めないためには、牛乳やチーズ、小魚、豆腐、緑黄色野菜、海藻など、カルシウムの豊富な食品をとりましょう。そして、栄養バランスのとれた食事が、カルシウムの利用を高めるとともに、動脈硬化の予防にも有効です。

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