ドクターからのアドバイス

まだまだ体力も健康も維持している人が多いはず。

20代の頃とは明らかにちがう自分を思い知る時期です。

働き盛りで元気だからこそ無理は禁物

30代は働き盛り。健診結果では異常が見られないのが普通です。しかし、20代から続いている頑張りのツケがまわってきて、血圧が高くなる人が現われます。30代はまた、ちょつ
とした異常があっても、症状が出ないのが特徴。働き盛りゆえについ無理を重ねます。健診結果に少しでもあやしげな兆候が見られたら、きちんとチェックしておきましょう。

遺伝的要因をチェックして予防に準備を

遺伝的素因のある人は、そろそろその兆候が見えてきます。たとえば高血圧、高脂血症、糖尿病など、肉親のうちに2人以上その病気の人がいたら、その素因があると考え、血圧、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、血糖などの検査項目に注意しましょう。基準値の範囲であっても上昇傾向が見られるときには、生活改善が必要です。

油断は禁物、がん検診も受けましょう

そろそろがん年齢の入口です。まだ若いのに…と思うかもしれませんが、30代で発症するがんも決して少なくありません。特に、肉親のうちにがんになった人が、2人、3人といたら、がんになる可能性が高い家系であると考え、胃がん検診や大腸がん検診、肺がん検診を欠かさず受けるようにしましょう。

ドクターズ・アドバイス

忙しく働くのは結構。でも健康のチェックとケアを忘れずに

この年代の男性は、仕事にかまけて健康管理をなおざりにしがち。忙しいのを理由に健康診断をさぼったりします。30代はもう、生活習慣病の要注意年齢に入っています。定期検診をきちんと受け、検査結果を素直に受け入れて、健康管理に役立てましょう。体力にまかせて残業や日曜出勤を続ける、大酒を飲む、午前様になるまで遊ぶなどのよくない習慣は、そろそろ控えめにして、規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事を心がけたいものです。

リンク

不妊症でお悩みの方・・・・・男性不妊症の漢方治療と漢方薬