ドクターからのアドバイス

まだまだ新しいことにチャレンジできる。

今後の人生設計のために体をきちんと見直すべき年代。定年を迎えることが多く、検診を受けなくなりがち。自主的に受診を。

病気と仲良く付き合っていく心がけが大切

生活習慣病は残念ながら、これから先一生付き合っていかなくてはなりません。病気と上手に付き合っていくことが大切になります。病気にしても体にしても、年月の経過とともに変化しますから、治療方針も変わってきます。薬にしても量を増やしたり、違う種類に変えたり、逆に薬を減らしたり、ときには止めることもあります。ですから、自分の体と病気についてよくわかっている主治医にかかり、その指導に従って対処していきましょう。

肺ガンの検診を定期的に受けましょう

肺がんの発生が多くなっていきます。これまでに吸ってきたたばこの量(喫煙期間×1日の本数)の多い人ほど、発生率が高くなります。肺がん検診は×線検査と喀痰検査が行われますので、年に1度は受けましょう。これだけでは十分とはいえないので、3〜5年おきにCT検査も受けたいものです。ほかのがん検診も忘れずに。

「前立腺」を要チェック

年齢とともに、男性はオシッコが出にくくなり、女性はもれやすくなります。男性によくみられるのが前立腺肥大で、便器の前に立ってもなかなか出始めない、出ても尿線は細く、終わったあとも出きらない感じが残るなどの症状が現われます。前立腺がんである場合もありますから、早めに受診しましょう。

ドクターズ・アドバイス

すでに何らかの病気で治療を受けている人が多くなります。この人たちはかかりつけの医師のもとで、治療中の病気以外の検査も含めて定期的に検診を受け、治療方針を確認するとともに、別の病気が出てこないかを調べてもらいます。一方、まだ異常のない幸せな人もいます。この人たちの困った点はなかなか健診を受けないこと。いつ異常が出てもおかしくない年齢ですから、いち早く発見して対処するために、日頃からのチェックが欠かせないことを忘れずに。

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