ドクターからのアドバイス

健診結果に何らかの異常がはつきり現われます。

若いころのツケが表面化するのが、実はこの年代です。肥満の人が増え、健診結果に異常が見え始め、生活習慣病の影がひたひたと忍び寄ります。

アルコールの蓄積で肝臓が悲鳴をあげている。

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ−GTP、中性脂肪などの数値が上昇してきます。これらは、ウイルス肝炎が知らずに進行していたり、むやみに薬を使ったりするためです。なかでも問題なのがC型肝炎で、慢性化しやすいうえに、肝がんの原因にもなります。肝臓に無理をかけない生活を心がけるとともに、老人保健法では40歳から70歳まで、5年おきにC型肝炎の検査が受けられるので、積極的に利用しましょう。

不摂生のツケが検診結果に現れる。

血圧、コレステロール、中性脂肪、血糖、尿酸、GOT・GPT、γ−GTP、尿たんばくなどの数値に変化が出始めます。基準値を超えてしまった場合はもちろん、基準値内であっても、前々回、前回に比べて上昇が続いていれば、要注意です。これらの変化は、生活の不摂生の結果であるということを忘れてはいけません。

精神的に充実していても肉体的には下り坂

社会的にも重みを増してくる時期。率先して働かなければならないし、またそれを期待されるので残業などが多くなり、付き合いのための不摂生も避けられません。
精神的には充実しているけれど、肉体的には残念ながら下り坂。そこへ心身のストレスが加わって、生活習慣病の兆候が見え始めるのです。

ドクターズ・アドバイス

不摂生を卒業し、生活改善を心がけよう。

この世代に見えてくる生活習慣病の兆候は、そのほとんどすべてが食べすぎによる肥満、ご馳走、とくに肉類に偏り、野菜の不足した食生活、過重労働や不摂生による過労・睡眠不足などの身体的ストレス、仕事の責任や人間関係による精神的ストレス、そして運動不足に起因しています。これが、遺伝的素因という土台の上に重なって起こります。遺伝は避けることができませんが、食生活、ストレス、運動不足は、自分の努力で改善してください。がんのチェックも忘れずに。

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