ドクターからのアドバイス

健診結果は正常で当然。だからこそ一少しの異常も見落とさないように

35歳を境に無理の利かない体に

外で働く人、家事労働が中心の人…。30代になると、女性のライフスタイルは多岐にわたりますが、誰にも共通していえるのは35歳をすぎると徐々に 体力が落ちていくということ。
20代の頃と同じようなライフスタイルを続けていると、無理がたたって体調を崩す場合もでてきます。また、いまの生活への疑問や不満、将来への不安などから、心に問題を抱える人が増える年代でもあります。

妊娠・出産の後肥満から生活習慣病に

妊娠・出産を契機に、肥満になる女性が少なくありません。妊娠中は生理的に体重が増えて当然なのですが、おなかの赤ちゃんのため、授乳のためという大義名分があるため、食欲にまかせて食べすぎてしまいがち。この肥満が高血圧や糖尿病へとつながっていくこともあるので、妊娠中と産後の太りすぎには三幸責が必苧です。

女性特有のがん対策に夫人か検診を

女性の30代は充実した女盛りの時代ですが、一方ではすでにがんの影が見え隠れします。特に乳がんや子宮がんなど女性特有のがんは30代の女性でもすでに見られるので、定期的に検診を受けておきましょう。胃がんや大腸がんについても、検診を受けておけば安心です。

ドクターズ・アドバイス

貧血と中年太りに要注意

30代の女性は、健診結果に微妙な変化がでてきます。まず、気をつけたいのがヘモグロビンの値。これが低く貧血だったら、食事の工夫や薬を飲むなどして、治療しておきましょう。妊娠まえの肥満は妊娠中の異常に、出産後の肥満は生活習慣病につながります。常に太りすぎないように、食生活に注意するとともに、適度な運動を心がけてください。

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