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中医学漢方講座

臓腑弁証・・肺

肺の病因
肺を傷害する病邪として
●外感(六淫)
●体質素因

肺の病態


肺気虚
●汗をかきやすい、呼吸があさい、かぜをひきやすいなど。
 これ以外に咳噺、息ぎれ、声に力がない、疲れやすい、顔色が白い。うすい痰など。軽い咳、弱い咳
治法・・・・・・・・・・補気
代表処方・・・・・・補中益気湯六君子湯

肺陰虚
●乾咳、無痰あるいは少量の粘痰、嗄声あるいは声が出ない、咽の乾燥、ぬあせ、やせるなど。午後の熱感、微熱
治法・・・・・・・・・・滋養潤肺
代表処方・・・・・・麦門冬湯

寒邪犯肺
●咳噺、呼吸閑雅、うすい痰、胸苦しい、鼻水
治法・・・・・・・・・・宣肺散寒
代表処方・・・・・・小青竜湯


熱邪犯肺
●咳嗽、呼吸掴搬、息があらい、黄色で粘稠な痰、喀出しにくい、咽痛、口渇など
治法・・・・・・・・・・清肺止咳
代表処方・・・・・・五虎湯

燥邪犯肺
●乾咳、少魔の粘痰、咯出しにくい、鼻や口の乾燥、咽痛、皮膚の乾燥など。
治法・・・・・・・・・・清肺潤燥
代表処方・・・・・・麦門冬湯

痰飲伏肺
●咳嗽、うすい多量の痰、胸苦しい、寒け、
治法・・・・・・・・・・燥湿化痰
代表処方・・・・・・小青竜湯苓桂朮甘湯