小柴胡湯加桔梗石膏のことなら家庭の中医学。小柴胡湯加桔梗石膏の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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小柴胡湯加桔梗石膏 中医学処方解説 ショウサイコトウ

帰脾湯 小柴胡湯加桔梗石膏
 

「小柴胡湯加桔梗石膏」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』に収載されている薬方です。みぞおちから上腹部、脇腹にかけてつまった圧迫感があり、食欲がなくはきけがあったり、口が苦く、粘ったりするような時に用いられています。かぜをひき十分に回復しないまま疲労感がのこったり、胃腸が弱り食欲がないなどの症状に対して効果があります。この小柴胡湯に桔梗・石膏を加えた処方です。


日本漢方の効能・・・はきけ、食欲不振、胃炎、胃腸虚弱、疲労感および風邪の後期の症状

  小柴胡湯加桔梗石膏 処方構成
柴胡7.0半夏5.0生姜1.0黄芩3・人参大棗各3.0甘草2.0桔梗3.0石膏10.0

  小柴胡湯加桔梗石膏 中医学解説
【効能】 和解半表半裏・清熱透表・疏肝解鬱・補気健脾・和胃止嘔
【適応症】 カゼなどで咽喉が痛むものや、上気道の亜急性ないし慢性に経過した炎症性疾患で、微熱、胸脇苦満を伴うものに使用。食欲不振、悪心、嘔吐、口苦、舌の白苔などを伴うこともある
【類方比較】 柴胡桂枝湯:胸脇苦満と腹直筋の緊張(心下支結)がある。肩こり、上半身の発汗など表証をみることがあります。
麦門冬場:激しい咳で、疾が切れにくく、胃陰虚による気道の乾燥。
小青竜湯:喘鳴、咳蠍で、泡沫性の痰や水様性鼻汁、くしゃみなどを伴う
半夏厚朴湯:咳は反射性のはげしい咳ではなく、咽頭に何かつまった感じ(咽中炙臠)である。神経質な傾向があります。
五虎湯:喘鳴と咳漱が強く、口渇、発汗があります。(熱性の咳)
【解説】

柴胡・黄芩は、消炎、解熱、抗菌作用をもち、炎症をしずめます(清熱)。

特に柴胡は、往来寒熱を呈する発熱を緩解します。柴胡・甘草・大棗は、鎮静作用をもち、自律神経系の調整に働いて、いらいら、不安、ゆううつ感、緊張感などをしずめます疏肝解欝)。

半夏・黄芩も、鎮静作用によりこれを補助します。半夏・生姜は、中枢性、末梢性に強い制吐、鎮嘔作用をあらわし、悪心、嘔吐をとめ、嬬動を調整します(和胃止喝)。

人参は上腹部のつかえをとります。半夏・生姜・甘草は、鎮咳し痰の抑制に働きます(化痰止咳)。

人参・甘草・大棗は、消化吸収を強め、全身の機能や抵抗力を高めます(補気健肺)。

柴胡・黄芩は、利胆作用をもちます。

桔梗石膏は、咽痛・肺熱を取り除きます。

【治療の現場から】
小柴胡湯加桔梗石膏 心窩部から季肋部にかけて苦満感を訴え、抵抗圧痛があります。

心下部の痞えを訴える人が多い

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【使用上の注意】 陰虚、陰虚火旺のもの。慢性疾患に用いるときは傷陰に注意します。
【臨床応用】 扁桃炎、扁桃周囲炎、耳下腺炎、頸部リンパ腺炎など

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