大黄甘草湯のことなら家庭の中医学。大黄甘草湯の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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  大黄甘草湯 中医学処方解説 ダイオウカンゾウトウ
大黄甘草湯
 大黄甘草湯
 

「大黄甘草湯」は、漢方の原典である「金匱要略キンキヨウリャク」に収載されている薬方で、瀉下作用のある代表的な処方です。


日本漢方の効能・・・便秘。便秘にともなう腹部膨満・肌あれ・吹き出もの・痔の緩和

  大黄甘草湯 処方構成
大黄4.0(適量)
甘草2.0

  大黄甘草湯 中医学解説
【効能】 瀉熱通便
【適応症】 便秘にたいする代表処方です。
【類方比較】 麻子仁丸:潤下の代表処方。潤下とは、瀉下力の緩やかな薬物を用いて便秘を治療する方法で、緩下とも言う。兎糞の便秘に用います。
桃核承気湯:瘀血の症状があり、月経不順、月経困難を伴い、のぼせ、頭痛、不眠などの精神神経症状を呈する場合に用います。
桂枝加芍薬大黄湯:他の下剤を用いるとしばしば腹痛を訴え、気持ちよい便通がない場合に用います。
大柴胡湯:胃のつかえ、唱吐、悪心またはストレスなどによる便秘に用います。
防風通聖散:食欲旺盛で口渇がある、または太っている人の便秘に用います。
【解説】

大黄は、瀉下作用によって腸内の糞便を排除します。大黄は、消炎作用があり、甘草は、鎮痩作用をもち、大黄によるけいれん性腹痛を緩解します。

【治療の現場から】

疲れやすい、食欲不振の便秘には、補中益気湯を合方します。
老人、栄養不良の便秘には、四物湯を合方します。

【使用上の注意】 軟便、下痢のもの
【臨床応用】 習慣性便秘など便秘一般に広く用います。

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