検診心得

検診心得

今までは平均寿命をもって、その国は長寿国だ、長生きができるようになったから豊かな社会になった−という考え方が、その国の国民の健康度を計るバロメーターでした。しかし、いくら長生きをしても病気で寝たきりになったり、ボケが進んで日常生活が十分に行えないような状態では、健康とはいえません。そこで平均寿命ではなく、健康な状態で何年いられるかを考えたのが「健康寿命」なのです。

 日本人の平均寿命は約80歳ですが、この健康寿命という考え方に基づいた統計では、日本人の健康寿命は70歳程度とみられるという報告があります。その意味では長寿国日本といわれていても、すべての人たちが健康ですこやかな生活を送っているとはいいがたいのです。
 その健康な生活を脅かす代表例が、生活習慣病ということができるでしょう。なにかと忙しい現代人は、食生活を中心に日常生活のリズムが乱れがちになり、それとともに運動不足や様々なストレスを抱え、気がつけば生活習慣病になっているというパターンが数多く見受けられます。

生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養と睡眠という生活習慣が、その発症と進行に関与する疾患群」ということで、生活習慣の改善により、疾患の発症や進行の予防が可能なものです。しかし、この生活習慣の改善は「言うはやすし行うはがたし」という面があります。また、生活習慣病になる原因は一つだけではありません、様々な身体の歪が原因となり症状をあらわしているのです。それだけに生活習慣病の改善は容易なものではないのです。
  それでも日常生活の中で様々な工夫をして、健康づくりをすすめる必要があります。食生活のバランスが乱れているようでしたら、栄養補助食品を活用してもよいでしょうし、健康の維持増進のために健康食品を利用することも工夫のひとつということができるでしょう。

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