血液サラサラ療法

血液サラサラ療法

 高脂血症は動脈硬化、心筋梗塞などの引き金になります。 高脂血症の状態が続くと、動脈の内壁にコレステロールが沈着してきます。このため動脈の弾力性が減少して硬くなったり、動脈の内腔が狭くなり血液が通りにくくなるという障害がでてきます。
この状態を動脈硬化といいます。
動脈硬化が進み血管が詰まって血液が流れなくなり、心臓の筋肉が機能しなくなることを心筋梗塞といいます。不整脈やショックなどを引き起こす非常に危険な病気です。
総コレステロール値が300mg/dl以上の人は特に注意!
 これまでの国内外の数多くの調査から、血液中の総コレステロールが220mg/dl未満の人に比べて狭心症、心筋梗塞などにかかる率が
220〜239mg/dl→約1.5倍
240〜259mg/dl→約 2倍
260〜279mg/dl→約2.5倍
280〜299mg/dl→約 3倍
300mg/dl以上 →約 4倍     と段階的に高くなることがわかっています。
日頃の食生活に気をつけ高脂血症にならないよう血液がサラサラ状態になるように心がけましょう。

高脂血症に気をつける為には

血栓予防効果のある青魚や野菜をしっかりとることによって高脂血症に注意しましょう。 食事はバランスのよい食事を規則正しくとることが基本です。食べ過ぎにならないよう、特に糖分、脂肪のとり過ぎは気をつける必要があります。高脂血症の予防は、これです。
バランスを保つためには加工食品をなるべく控えて、旬の野菜・魚をしっかりとるようにする。加工食品は素材の多くの部分が捨てられる場合が多く、ビタミンやミネラルなど血流や体調を良好に保つための栄養素が少なくなっています。
DHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸を多く含むイワシやサンマなどの青魚は血栓を防ぐ効果があることがわかっています。また、緑黄食野菜や、香味野菜、本来の日本食である味噌、納豆などの発酵食品にも血行を促進する作用があります。

「第二の心臓」といわれる足を使って全身に血液を送る。高脂血症は足です。 血流に重要なポイントとなるのは「第二の心臓」といわれる足です。足は、歩く際の圧力で全身に血液を送り出す血流のかなめです。日頃からなるべく車にたよらずこまめに歩く習慣をつけることが大切です。無理して歩くのではなく、食事や睡眠と同じように「生きていくうえで不可欠なこと」という心がけが必要です。高脂血症の予防には、歩くことです。

心のあり方を見直して、ストレスをためない生活を 中医学では「気」と「血」の関係をたいへん重視してきましたが、近年西洋医学でもストレスが体に及ぼす影響の大きさに注目しています。さまざまなストレスは交感神経の活動を介して内分泌系にも影響を与え、血液の粘度を増やす要因となります。血小板の凝集力を強め、血液を固まりやすくし高脂血症や血行障害の原因になります。

リンク