化学療法・・・癌と免疫力

手術とあわせて抗癌剤や放射線が用いられるのですが、そこにもまた大きな問題が存在するのです。白血病や悪性リンパ腫のような血液の癌の場合は、抗癌剤やホルモン剤などの投与によって治療していくしかないのですが、抗癌剤には強い副作用があり、癌細胞だけではなく正常な細胞まで機能を低下させ、場合によっては破壊してしまうのです。ホルモン剤も体のバランスをくずします。
この抗癌剤の副作用の例としては、胃など消化器系の機能が低下することによって生じる食欲減退、悪心、嘔吐、下痢、さらに疲労感、膵及び肝機能・腎機能障害、脱毛、白血球減少、血圧の変化といった症状などが挙げられます。

外科療法でも、放射線療法でも、化学療法でも、どれをとってもリスクは免れない「つきもの」なのが現状なのです。
最近、行われている腫瘍内の温度を上げ腫瘍細胞を死滅、壊死に至らしめるという温熱療法や腫瘍組織を凝固させる方法などもあります。これとて、この療法だけでは治癒は望めず、他の療法と併用しなくてはならないのです。

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