婦人科

外陰部のかゆみの治療・・・女性の病気と異常

原因によって、軟膏を塗ったり、ホルモン療法を行ったりします。しかし、ほとんどの場合、病院へくるのが恥ずかしいのと、おっくうなために、適当に自分で軟膏を選んでつけたり、薬を飲んで、状態を悪くしてから、初めて病院へくる方が多いようです。したがって治療しにくく、なおるのもずっと時間がかかってしまうのです。とにかく初期のうちに病院に行くことをおすすめします。

@原因となる病気をなおす原因をみきわめ、原因となる病気をなおすことによって、自然にかゆみはおさまります。
A外陰部を清潔にすることここで最も注意していただきたいことは、石けんでごしごし洗ったり、アルコールで消毒したり、クレゾールで消毒したりしてはいけません。清潔にしたい一心で、これらのもので消毒すればよいと、自己流の判断でやりますと、かえって炎症をひどくしてしまうばかりで、決してなおりません。ぬるま湯か、水でも結構ですから、さっと洗い流すことで十分です。
B刺激性の食べものは禁物 刺激性の食べものだけでなく、動物性の食品(酸性食品)はできるだけ少なくして、植物性の食べもの(アルカリ性食品)に切りかえましょう。
C便秘をしないようにする便秘がちの人は、下剤を使っても毎日の便通をととのえるほうがよいのです。
D心のいらいらを静める 心因性掻痒症もあるくらいですから、欲求不満でいらいらしていると、かゆみはなおるどころかますますひどくなってしまいます。
E医師に相談して、適当なかゆみ止めをもらう少々かゆくても、できるかぎりかかないよう我慢してください。かくと、その刺激で、さらにかゆくなり、もっともっと強くかきたくなってしまいます。そのような悪循環のために、外陰部の炎症はいっそう強くなるばかりで、なかなかなおりません。

アルカリ性食品
乳汁・鶏卵(卵白、人乳、牛乳)・豆類(いんげん、大豆、あずき、さやえんどう、とうふ)・野菜類・果物類・海草類(わかめ、こんぶ)・きのこ類

酸性食品
穀類・魚類・貝類・肉類・乳汁・鶏卵(卵黄、チーズ)・バター・野菜類(アスパラガス、くわい)・海草類(乾燥のり)・豆類(らっかせい、そら豆、えんどう、油揚げ、生揚げ)

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