婦人科

外陰部のかゆみ局所の原因・・・女性の病気と異常

@膣炎による外陰炎 トリコモナス原虫、カンジダ(真菌)の感染によるものです。
A老人性膣炎による外陰炎
B摩擦疹(またずれ)
ふとっている人に多いようです。
C毛ジラミ、蟯虫
毛ジラミは、毛ジラミを持った人との接触によって移ります。陰毛の根もとにぴったりとくっついて寄生します。非常にかゆいので、かくことによって、毛ジラミが下着に落ちて気がついたりすることもあります。肉眼で確かめることもできます。
一時、ほとんどみられなくなったのですが、最近、かゆみを訴えてくる人に、かなりの頻度で、毛ジラミを持った人がふえてきているようです。
蟯虫は少女に多く寄生します。夜間、床に入って温まってくると、肛門のまわりにはいだしてきて、肛門のまわりから外陰にかけて、かゆみを引き起こすのです。夜とか、朝起きてすぐ肛門のまわりを調べれば、蟯虫を発見することができます。 D帯下(おりもの)の増加する病気
細菌性の膣炎とか、子宮頸管炎のある場合には、おりものがふえるために、外陰部が常に湿った状態になります。
また、妊娠した場合は、分泌物が非常に多くなるために、いつでも外陰部が湿った状態にあります。特に夏などは、汗といっしょになってむれると、いっそうかゆみがひどくなってしまうのです。
E尿の失禁
尿道の緊張がゆるんで、ちょっと下腹部に力を入れただけで尿がもれるようになると、尿のために外陰部がいつも湿った状態になります。このために炎症を起こしやすくなるので、たびたび下着をとりかえて、清潔にしていないと、かゆみを感ずるようになります。
F急性慢性湿疹、接触性皮膚炎
新しい下着にかぶれたり、体に合わない温泉に入ったりしたときに起こります。
G局所の充血、刺激によって起こるもの
自転車に乗ってこすれたり、また、ふとっている人の場合、またとまたがすれ合って充血を起こしたりして、そこが炎症を起こすためにかゆみを生じる場合があります。また、性的に興奮したときなど、外陰が充血を起こし、かゆみとして感ずることがあります。
Hロイコプラキー、外陰萎縮症
I外陰ガン

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