沢瀉湯のことなら家庭の中医学。沢瀉湯の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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  沢瀉湯 タクシャトウ
沢瀉湯:
 沢瀉湯:
 
沢瀉湯は、胃内停水があって頭が重く、なにか物が頭にかぶさっている感じがあり、めまいに苦しむもの。尿の出が少ないものに使用します。


日本漢方の効能・・・めまい、頭重

  沢瀉湯: 処方構成
沢瀉湯:沢瀉5.0;白朮2.0

  沢瀉湯: 中医学解説

【効能】 滲利飲邪、兼崇脾気
【適応症】 沢瀉湯は、沢瀉と白朮の二味の生薬で構成されています。漢方では、薬味が少なければ少ないほど切れが良いと言われ急性疾患や激しい症状には少ない構成生薬の処方が使用されます。沢瀉湯は、水毒によるめまいに使用する漢方処方です。
【類方比較】 釣藤散:高血圧傾向で、のぼせ、頭痛、耳鳴りなどを訴える人に使用します。
半夏厚朴湯:ストレスの影響を受けやすく、のどや胸が塞がる方のめまい、神経症に使用します。
苓桂朮甘湯:急に立ち上がったり、振り向いたりするとふらっとするような立ちくらみやふらつきに使用します。
当帰芍薬散:貧血、冷え症で生理不順などを伴う人のめまいに使用します。
【解説】

沢瀉は寒性の利水薬で下焦の湿熱をさばきます。白朮は温性の利水薬です。脾胃の働きが悪い為に水毒症状が生じ、それをこの二つの生薬で取り除きます。寒性・温性の相反する働きの生薬から成っているため拮抗しており、大きく陰陽のどちらかへ偏ることはなく大変使いやすい処方です。

【治療の現場から】

痰が多ければ半夏白朮天麻湯を使用します。

【臨床応用】 めまい・立ちくらみ

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