小半夏加茯苓湯のことなら家庭の中医学。小半夏加茯苓湯の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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小半夏加茯苓湯 中医学処方解説 ショウハンゲカブクリョウトウ
小半夏加茯苓湯
 小半夏加茯苓湯
 

「小半夏加茯苓湯」は、漢方の原典である「金要略キンキヨウリャク」に収載されている薬方で、鎮吐作用のある代表的な処方です。


日本漢方の効能・・・つわり、嘔吐、悪心

  小半夏加茯苓湯 処方構成
半夏生姜各6.0
茯苓5.0

  小半夏加茯苓湯 中医学解説
【効能】 和胃降逆・化痰利水
【適応症】 痰飲による胃気上逆に用います。悪心・嘔吐・吃逆・口渇がないあるいはやや口渇して飲むとすぐに吐くなどの症候で、上部のつかえ・めまい・動悸をともなうことがあります。舌苔は白滑・脈は滑。咳嗽・喀痰に用いてもかまいません。
【類方比較】 半夏厚朴湯:気のうっ滞を伴う吐き気に用います。
【解説】

降逆止嘔の小半夏湯に水飲を除く茯苓を加えたものです。降逆止嘔の半夏と生姜の組合せで、生姜は半夏の毒性を消し、胃気を和降させます。胃気本来の和降の機能を促進することが補胃気につながります

【治療の現場から】 服用方として煎じ薬の場合は冷やして服用する。エキスの場合は冷水で服用するとはかないで服用できます。
小半夏加茯苓湯 心下部の痞えや膨満感を訴える人が多い。

胃内停水

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 急性あるいは慢性胃炎・乗物酔い・妊娠嘔吐・神経性嘔吐などで、痰飲によるものに使用します

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