銀翹散のことなら家庭の中医学。銀翹散の処方解説は家庭の中医学が参考になります。  
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銀翹散 中医学処方解説 ギンギョウサン
銀翹散エキス顆粒「クラシエ」 90包の画像
 銀翹散
 

「銀翹散[ギンギョウサン]」は、漢方の古典といわれる中国の医書『温病条弁[ウンビョウジョウベン]』に収載されている「銀翹散」という薬方を基本に創られた処方です。かぜによるのどの痛みや頭痛・せきなどの症状に効果があります。


日本漢方の効能・・・かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛

販売、及び製造している代表メーカー

クラシエ


  銀翹散 処方構成
蘆根15.0
金銀花連翹各12.0
淡豆豉淡竹葉牛蒡子各9.0
薄荷荊芥桔梗各6.0
甘草3.0

  銀翹散 中医学解説
【効能】 辛涼解表・清熱解毒
【適応症】 銀翹散は風熱の表証に対する代表処方である。口渇があるのどの痛み、咳、頭痛に用います。
【類方比較】 五虎湯:激しい咳と共に咽痛のあるものに用います。
【解説】

辛涼解表の薄荷・牛蒡子・淡豆鼓により表熱を発散し、金銀花・連翹の清熱解毒により炎症を鎮めます。又、この清熱を補助し、淡竹葉は、解熱の効果があり蘆根は消炎・抗菌を補助し軽度の栄養・滋潤作用があります。(蘆根の代わりに羚羊角を用いたものもあります。羚羊角は、鎮痙熄風の効果が強い)この他、咽の流れをよくする桔梗・甘草により咳・痰を緩和し、荊芥は辛温解表ですが「辛温で不燥」と言われ、発散の力を助けています。これらの作用により、口渇を伴うのどの痛い(炎症の強い)かぜに用いられます。

【治療の現場から】 咽痛があり高熱、咳が激しいときは、五虎湯を合方します
口渇があってのどが痛む・体表部があつい・咳がでる
【使用上の注意】 悪寒の強いものには使用しません。
【臨床応用】 感冒・インフルエンザ・咽喉炎・扁桃炎・肺炎

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