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蕁麻疹（経行風疹塊） |
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生理前後に悪化したり、新規に出現する蕁麻疹を経行風疹塊と呼びます。この経行風疹塊は、生理とともに消退し次の生理時に再発します。風熱型と血虚型などに弁証されます。
１血虚生風
陰血不足の体質、多産などで血不足を起こしていると生理時にますます陰血を失うために、皮膚に栄養がまわらず血虚生風となり蕁麻疹を起こします。全身症状としては、皮膚が乾燥しつやがなく、生理になると体が痒くなったり蕁麻疹が頻発し、耐え難いかゆみを生じ夜間はその症状がいっそうひどくなります。生理過少の症状が出ます。
治則：養血疏風
方剤：当帰飲子
２風熱
血熱体質の人が、肝気旺盛となる生理開始時期に血熱生風となり蕁麻疹が起きます。全身症状としては、口が乾き水分を欲しがるようになり、濃縮尿となり便秘傾向になります。生理の度に発疹・膨疹になり耐え難いかゆみを生じます。温まると症状が悪化し痒くなります。月経過多、月経先期を誘発するようになります。
治則：涼血疏風
方剤：消風散
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