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肝炎と加味逍遥散について


肝炎と加味逍遥散について
肝炎と加味逍遥散について
 

<主な働き>

 中国の医学書『内科摘要』に収められている加味逍遥散は、逍遥散に牡丹皮と山梔子を加えた処方です。
 主な働きは「疏肝健脾」「和血調経」「瀉火」です。肝の働きが乱れるために起こる熱症状や自律神経の興奮を抑えたり、脾の機能を健やかにする働きがあります。

<複雑な症状にも対応できる処方>

 加味逍遥散は、柴胡・白芍・薄荷・牡丹皮・山梔子・当帰・白朮・茯苓・甘草・生姜からなる処方です。このうち、柴胡・白芍・薄荷には、自律神経系の機能を調節する働きがあるため、ストレスによる憂うつ感やイライラなどを和らげます。牡丹皮・山梔子は、自律神経の興奮を抑制するほか、解熱や消炎・抗菌の効果もあります。このほかの生薬には、消化・吸収を促進したり、月経機能を調整するなどの作用があります。
 肝炎の場合は、湿熱がからだの中に長い間とどまるために起こる熱症状(目が赤くなる、からだがほてる、尿の色が濃くなる、のどが渇くなど)や、頭痛、耳鳴り、乳房のしこりといった症状に効果的です。イライラ・憂うつ感がある場合にもよいでしょう。
 加味逍遥散は、さまざまな病態が混じりあった複雑な症状に対応できるため、肝炎のほか、更年期障害や月経異常、ストレスによる胃腸病、慢性の微熱、乳腺症など、広い範囲の病気に応用することができます。
   
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