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慢性疲労症候群
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慢性疲労症候群という病気としての「疲労」は認められながらも、原因はいまだ分かっていません。「疲労」がどのように病的状態を呈するのか、どのような対処がされているのか、現代医学と中医学の両方からとらえてみました。検査では異常が見つからないのに、いつも疲れやすく、胃腸が弱い、朝に弱いなど体調が悪い・・・。現在の医療現場では原因不明とされている慢性疲労症候群。中医学では、これらの症状を消化機能の低下によるエネルギー不足と考え、中薬を用いての治療をしています。 |
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慢性疲労症候群とはどのような病気でしょう |
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「この病気の人達の多くは、かぜをこじらせたような全身の倦怠感をもっています。この倦怠感が強いときは、数分間立っていることもつらくなります」そして日常生活もままならなくなり、寝込んでしまいます。微熱や喉の痛みがあって、かぜと診断されることが多いそうです。安静にした結果、かぜ症状がとれると、倦怠感だけが目立ち、今度は「自律神経失調症」と診断されがちです。症状が進むと、感情の不安定や不眠といった症状が現れ、神経科の治療を必要とする場合もでてきます。
見落としてはいけない三つの身体所見 西洋医学では、全身の倦怠感のほかに、身体所見が重要であるとされています。
「微熱がある、喉が赤い、首や腋の下を押さえると痛みを伴ったリンパ節があります。この所見があると、ほかに病気があるかどうか除外診断をします」
除外診断の結果、甲状腺疾患、肝臓ガン、子宮ガンが見つかったこともあります。慢性の倦怠感がさまざまな病気につきものであることを示しています。
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確立された治療法がない慢性疲労症候群 |
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健康そうに見えても、ひどいときには箸すら持つことのできない慢性疲労症候群ですが、今のところ、これという治療法はありません。いちばん大切なことは、肉体的、精神的な安静です。
西洋医学ではこれといった治療法がないので、痛みには鎮痛剤、鬱状態には抗うつ剤、不眠には睡眠薬という対症療法でしのいでいます。
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律儀でまじめなタイプの人が多い |
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この病気には、とてもまじめな人がかかりやすいと言われています。まじめに仕事や物事に取り組み、責任感がある人が患者さんに多いからです。
患者さんの多くは、この病気が周囲に理解されなかったため、がんばろうとしてかえって症状を悪化させています。
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周囲の理解と肉体と精神の安静を |
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日常生活もままならなくなるので、職場や学校で、病気への理解が必要です。特に「第二のエイズ」などと不治の病や伝染病のように誤解されがちでしたが、医学的根拠はまったくありません。
安静にするためには、家族の理解が大切です。感情の不安定や気分の落ち込みは、家庭環境を容易に悪化させてしまいます。家族の理解だけで症状の改善がみられたり、抑うつ状態も投薬なしで自然に改善することも多くあります。
治りにくい病気ですが、決してあきらめることはありません。正しい知識と周囲の理解のもとで、初めて治療が効果を上げます |
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