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補中益気湯
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  慢性疲労と漢方治療

補中益気湯を上手く使う


過度のストレスや食生活の乱れによって消化機能が低下し、栄養代謝がうまく行われなくなると、慢性の疲労をもとにしたさまざまな症状が現れてきます。
 やっかいなのは、症状の現れ方が千差万別だということです。「補中益気湯」は、症状を抑える薬ではなく、根本から原因を治す薬ですから、消化機能低下による慢性の疲労、バイタリティの喪失であれば、どんな症状にも効果を発揮します。
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中医学からみた補中益気湯
補中益気湯処方解説
   
1 補中益気湯が適応する慢性疲労の特徴的な症状
  ①スタミナがない
②すぐに座りたくなる
③朝が弱い
④胃腸が弱い
⑤食が細いとよく言われる
⑥時々立ちくらみがする
⑦汗が出やすい
⑧軟便・下痢気味である
⑨頻尿である
 これらのうち、四つが当てはまれば補中益気湯の適応症といえます。
 これらの症状をもう少し詳しく説明しましょう。
診断のポイントは「疲労感」
 まず、「元気がなく、疲れやすい」という訴えが最大のポイントとなります。朝すっきり起こられず、電車の中で眠くなったり、すぐに座りたくなったりするのも、すべてこの疲労感からくるものです。 疲労は人間には必ずあるもので、病気ではありません。食事や休息、睡眠などによって、疲労は毎日回復されているのです。問題は、回復されず、日々疲労が蓄積されることです。 疲労はさまざまな要因から起こりますから、必ずしも消化機能低下だけが根源にあるとは限りませんが、疑わしい症状がほかにもあって、補中益気湯を服用してもよいかどうか迷った際の決め手は、この「疲労感」と考えてよいでしょう。
「胃腸の調子が悪い」という自覚症状
 何となく胃が重い、どうも食欲がない、といった人はたくさんいると思います。その中で、深刻な胃腸病と、慢性疲労に伴う胃腸障害を見分ける必要があります。その鑑別のポイントは、症状が激し過ぎないというところにあります。 例えば、「食べられない」程度も、量が極端に少なかったり、全く味を感じないような場合は補中益気湯は不適当ということになります。ある程度は食べられるけれども、おいしいと感じるところまではいかないという中等度の状態が、補中益気湯の適応症です。
空虚感のある立ちくらみ、自然に出てしまう汗
 立ちくらみは、人によってとらえ方があいまいであるため、非常に判断しにくい症状です。頭がふらついたり、空虚感を伴うようなタイプの立ちくらみであれば補中益気湯の適応症と考えてよいでしょう。しかし、めまいがしてぐるぐる回るような感じがする場合は、別の原因が考えられますので、補中益気湯の服用は避けた方が無難です。
 汗が出やすいという症状は、厚着や労働、発熱などの原因がないのに、自然に汗が出てしまうような場合を指します。どちらかというと、昼間に症状が出る点が特徴です。したがって、眠っているときに汗をかき、目覚めると止まるような寝汗は当てはまりません。
慢性的な下痢や便秘、頻尿
 長期にわたる慢性の下痢は、大便を排出する筋肉が緩んで、腸による吸収がうまくできなきうなったために起こる症状です。同じメカニズムで便秘になる場合もあります。他の原因による便秘との違いは、おなかを押さえても痛みがなく、腹が張った感じがしない、長い間便秘をしているのに軟便である、といった特徴が挙げられます。体力が衰えた老人の便秘は、ほとんどがこのケースですから、補中益気湯はぴったりの薬といえます。
 頻尿も補中益気湯の適応症です。尿道がとても痛むような場合は避けますが、膀胱のあたりが下に押しつけられたり引っぱられたりするような感覚があったり、しょっちゅうトイレに行きたくなるのに尿の出が悪いという場合には、まず問題ありません。

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