サプリメント大百科・・・スクアレン

スクアレン

酸素を補給して各臓器の機能回復、インターフェロンの誘導

期待される効能効果

慢性胃炎改善作用、抗菌作用、肝機能促進・改善、美肌・保湿作用、免疫賦活作用

作用

 スクアレンは、酸素が極めて少ない水深300〜1000mの深海に生息する深海ザメの肝臓から作られます。

ピロリ菌が原因で発生する活性酸素によって胃は炎症を起こし、ピロリ菌が存在している間は胃炎を繰り返しながら慢性胃炎に移行し、最悪の場合、胃ガンに進展すると言われています。

スクアレンには、抗酸化作用があり、ピロリ菌からの活性酸素を不活性化し、胃炎、胃粘膜障害を改善します。肝臓を主たる標的臓器として、その炎症、細胞障害をもたらすウイルス性肝炎の原因ウイルスは、A〜Eなどのウイルスによります。スクアレンは、インターフェロンβを誘導し、抗ウイルス作用により慢性肝炎改善作用、肝臓保護作用を発揮します。

栄養学的根拠

慢性胃炎と診断された25人にスクアレン1500mgを6か月投与した結果、吐き気、嘔吐、胃部不快感は2週間以内に改善し、スクアレン投与前にあった出血性、びらん性胃炎は40日後に完治した、という報告があります。
C型肝炎と診断された99人にスクアレンを50か月間投与した結果、肝臓の繊維化(肝硬変)を測る肝繊維化マーカーが下がったとの報告があります。

摂取の目安

500〜2000mg/日

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