サプリメント大百科・・・レシチン

レシチン

細胞膜を強化、ウイルスなどから身を守る

期待される効能効果

丈夫な細胞膜の形成、肝臓の保護、脂肪肝予防作用、中性脂肪低下作用、コレステロール低下作用

作用

レシチンとは、リン脂質のひとつで、細胞膜の主要な構成成分として、さまざまな生理機能を担っています。
人の身体には、約60兆個の細胞があり、それぞれの細胞には細胞膜があって、細胞膜は血液が運んできた酸素や栄養、老廃物を細胞内外に受け渡す、重要な役割をしています。
その細胞膜を作っているのが、レシチンとコレステロールとタンパク質なのです。
レシチンが不足して細胞膜が弱くなると、ウイルスや細菌から身を守る働きが衰え、外敵の攻撃を受けやすくなります。また、酸素や栄養、老廃物などの細胞内外への受け渡しも、十分に行われなくなります。
さらに、レシチンが欠乏すると、レシチンを含むリン脂質が合成されず、肝臓で作られた脂肪を肝臓外へ移送できなくなってしまい、脂肪肝を生じることがあります。

栄養学的根拠

レシチンは、血液中のコレステロールを水になじむように乳化させ、代謝をスムーズにしたり、胆汁酸に変えて排泄をうながしたりしながら、コレステロール値を下げます。
レシチンは、末梢組織からコレステロールを取り除く際に作用するLCATという酵素に必要な成分でもあります。中性脂肪値を平均すると213mg/dlとなる22人にレシチンを6週間投与すると、22人の中性脂肪の平均が158mg/dlにまで減少しました。

摂取の目安

5〜15g/日

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