サプリメント大百科・・・プラセンタエキス

プラセンタエキス

美しい肌を持続するとして、今話題を呼んでいるのがプラセンタエキスです。プラセンタエキスには胎盤という意味があり、赤ちゃんを育てるために必要なあらゆる栄養素が蓄えられています。
胎盤というと少し敬遠される方もあるかもしれませんが、人に働きかける力としては大きな力を発揮するものです。

期待される効能効果

内分泌調整作用・活性酸素除去作用・免疫賦清作用・抗炎症作用

作用

プラセンタエキスのもたらす効果の中でも、特に注目されているのが美白作用を主とした美白づくりです。女性を悩ます肌荒れの多くは、ストレスなどによる自律神経やホルモンバランスの崩れが原因でおこりますが、プラセンタエキスには、元気が回復する、自律神経やホルモンのバランスを整える、全身の新陳代謝を活発にさせるといった効果が期待できます。美肌づくりに害を与えている活性酸素は、皮膚を衰えさせて皮膚の老化現象となります。プラセンタエキスにはSAアミノ酸という成分が多く含まれていますが、SAアミノ酸は老化の原因となる物質の生成を予防し、除去する働きがあることがわかってきました。若々しく健康な肌を保つプラセンタエキスは、女性がイキイキ輝く時代にピッタリの成分だといえそうです。

栄養学的根拠

アミノ酸、タンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質・脂肪酸、糖質、核酸構成物質、ムコ多糖体、SAアミノ酸、アルカリホスファターゼなどの酵素類と微量で生理活性作用が強い神経成長因子、皮膚成長因子、コロニー成長因子、FGF(繊維芽細胞成長因子)VEGF(血管内皮細胞成長因子)などの各種成長因子が多数発見されています。

プラセンタエキスとニキビ跡

プラセンタは二キビの原因にも症状にも効果
ニキビは、まず皮脂が毛穴に詰まり、次に細菌に感染し、毛穴の周囲に炎症を起こし悪化した状態をいいます。
 ニキビが思春期に多いのは、この時期にホルモンがアンバランスになることと密接な関係があります。男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れると、角質層の増殖が促されて厚くなり、その影響で、角質が毛穴に入り込んで、毛穴の出口を狭くするため、皮脂が詰まってしまい、ニキビの第1段階がつくられます。
 なお、最近は20〜30代でも、ストレスなどが引き金でホルモンバランスを崩し、角質層が肥厚し、ニキビのできる人が少なくありません。医学的には、吹出物とニキビの区別はなく、すべてニキビ (尋常性座瘡) といい、年齢を問わず、いつでも発症するものなのです。

プラセンタには、下記の作用などがあり、ニキビの原因にさかのぼって治療するとともに、症状を軽減することで、すぐれた効果を発揮するものと考えられます。
● ホルモンバランスを調節する内分泌調整作用
● 活性酸素を除去し、酸化を防ぐ活性酸素除去作用
● 雑菌に対する抵抗力を高める免疫賦清作用
● 抗炎症作用


プラセンタは二キビ跡の補修にも有効

 ニキビはそれ自体うとましい存在ですが、それ以上に心配されるのが、ニキビをこじらせて、皮膚陥没などの跡を残してしまうことです。ニキビの炎症が進むと、雑菌が凄い勢いで繁殖するようになります。すると、私たちの体はこれを排除しようとして免疫システムを働かせますが、この時、免疫担当細胞が駆けつけ、強力な殺傷能力を持つ一種の活性酸素を振りかけ、雑菌を退治していきます。ニキビが赤く腫れるのは、雑菌と活性酸素が闘っているためであり、また膿は雑菌と免疫細胞の死骸です。
 ところで、活性酸素による攻撃の対象は雑菌にとどまらず、周囲の組織にまで及ぶことがあり、それで、組織を破壊してしまうと陥没しこキビ跡として残ってしまうのです。ニキビ跡を残さないためには何といっても、こキビの炎症を悪化させないことがポイントです。

 プラセンタは、この炎症の抑制や、ニキビ跡の補修にもたいへん有効なことがわかっています。
 プラセンタには、抗炎症作用や、過剰な活性酸素を除去する作用があり、ニキビ跡を残さないように働くと同時に、肉芽(傷が治る時にできる増殖力にすぐれた組織) の形成促進作用や、壊れた組織の修復を促進する傷創回復促進作用などにより、ニキビ跡をキレイにするうえで効力を示します。
 こうしたプラセンタの修復効果は、二キビ跡のほかに、傷跡やヤケド跡にも作用することが認められます。それで、プラセンタは、その素晴らしい効能に接した皮膚科医の間でも高い評価を得ています。

摂取の目安

日本薬学会からは、一日300mg〜500mg

リンク