サプリメント大百科・・・ゲニポシド酸

ゲニポシド酸

副交感神経に作用する数少ないサプリメン

期待される効能効果

血圧降下作用、コレステロール上昇抑制効果、中性脂肪上昇抑制効果

作用

杜仲茶には数種類の杜仲葉配糖体が含まれています。その代表的な成分がゲニポシド酸です。
ゲニポシド酸には、高血圧や高脂血症、高コレステロールの軽減、ストレスの緩和など、生活習慣病の予防作用があります。とくに血圧降下作用は注目を集めています。
血圧が上がる原因のひとつは、血管が狭くなって血管壁に対する血液の圧力が大きくなること。ゲニポシド酸は、副交感神経系という自律神経を刺激します。副交感神経は末端の動脈とつながっており、動脈の平滑筋を刺激し、血管を広げてくれる作用を持っています。
そのため、血液の流れが良くなり、血圧が下がるわけです。

栄養学的根拠

遺伝的に高血圧になる自然発症高血圧マウスに、杜仲葉配糖体のゲニポシド酸と食塩の入った餌を食べさせたグループ、そして、食塩だけが入った餌を食べさせたグループの二つで血圧を測定した結果
、ゲニポシド酸が入った餌を食べたマウスでは、血圧の上昇が抑えられました。
また、20歳から65歳までの103人に、ゲニポシド酸が入った杜仲茶を8週間飲ませ、飲んだ後の血圧状態を調べる実験が行われました。その結果、血圧が高いグループ(133mmHg以上)では血圧が下がり、血圧が正常なグループ(133mmHg以下120mmHg以上)では変化がみられませんでした。
さらに、高脂肪食を与えたマウスの一部に杜仲茶エキスを投与。エキスを与えなかったマウスと、血中コレステロールや中性脂肪量の違いを測定した結果、杜仲茶エキスを与えたマウスではコレステロールが約2割、中性脂肪が約7割も減少していました。

摂取の目安

50〜100mg/日

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