サプリメント大百科・・・α−リノレン酸

α−リノレン酸

血中の悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす

期待される効能効果

脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、高血圧の予防・改善

作用

ω3系と呼ばれる多価不飽和脂肪酸で必須脂肪酸の成分のひとつです。
魚介類や野菜、亜麻仁抽(フラックスオイル)などに多く含まれていて、体内でEPAやDHAに変化し、血液をさらさらにし、動脈硬化の予防をします。
炎症系のプロスタグランジンの原料になるアラキドン酸の産生を抑える効果が認められています。
α−リノレン酸は、血中の悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、高血圧の予防・改善の効果があります。

栄養学的根拠

マウスを水につけて、ストレス性の潰瘍を発生させる実験では、α−リノレン酸を投与したマウスは、投与しなかったマウスに比べ66%の潰瘍抑制率を示しました。
鎮痛剤インドメタシンで直接胃粘膜を刺激し、潰瘍をつくるマウスの実験では、α−リノレン酸を投与したマウスは投与しなかったマウスに比べ94%の潰瘍抑制率を示しました。

摂取の目安

必須脂肪にはリノール酸系(ω−6系)とα−リノレン酸系(ω−3系)があります。
摂取のベストバランスは 「リノール酸系:α−リノレン酸系=4:1

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