にきびは、皮脂の分泌が盛んな毛穴に、細菌が繁殖して起こる炎症です。
中医学では、体内で発生した余分な「熱」が皮膚に影響を与え、そこに外界の熱(風熱)の刺激が加わると、にきびができると考えます。そのため、体内のどこに熱がこもっているかを見極め、その熱を取り除いたり、余分な熱が発生しないように体のバランスを整えるといった治療が必要です。
臓器として関連が深いのは、肺・肝・脾胃です。にきびのような皮膚疾患と最も関係が深いのは肺の熱ですが、肝や脾胃に大本の原因がある場合もあります。また、肝がコントロールしている血に熱がこもってにきびができるケースもあります。
実際の治療は、にきびの色や炎症の度合い・できやすい部位などから、熱の程度と、どの機能に問題があるかという点を判断し、それに見合った漢方薬を服用します。
生活上の注意点としては、体内に熱を生む原因となる辛いものや脂っこい食べ物を取り過ぎないことが大切です。また、肌の清潔を保つための洗顔は、一日二回程度とし、皮脂を失い過ぎないようにします。 |