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ニキビと漢方薬治療とその効果
ニキビの原因とメカニズム  
赤く腫れて、化膿しやすいニキビの診断と治療
生理前におきる赤く、化膿しやすいニキビ  
慢性化して治りにくいニキビの診断と治療  
ニキビ治療の現場から  

   
 

熱によって肺の働きが乱れるとニキビがおこりやすくなります

 ニキビは、熱によって「肺」の働きが乱れるためにおこります。
 肺は、呼吸によってきれいな空気を吸いこみ、からだの活動の原動力となる「気」や「血」をつくります。また、皮膚や汗腺、うぶ毛の働きも調節しています。
 熱によって肺の働きが乱れると、皮膚に十分な気がめぐらなくなります。そのため、皮膚の働きをささえる気と血の調和が失われ、うっ血や充血がおこり、ニキビができるようになります。

ニキビのおおもとの原因は内臓で生まれた熱。
六つの発病因子が侵入しておきます

 ニキビの原因となる熱は、肺のほか、「肝」「心」「脾」「腎」という「五臓」の活動の原動力となる気と血、つまり機能である「陽」と、物質である「陰」のバランスが、ストレスや飲食の不摂生、過労などによって失われるために生まれます。
 これに対して、外から侵入する原因には、自然環境の異常な変化である「邪」という発病因子があります。

適切な治療法で熱を除けば、内臓の働きが安定し熱が発生しなくなります

ニキビ治療で大切なのは、発生した熱を、適切な治療方法によってきれいに除くことです。
 これが、熱の発生源となる内臓の治療にもつながり、失われた陰と陽のバランスを回復して安定させることにもつながるのです。

ニキビの色や大きさ、化膿の有無
随伴症状などを総合して診断します


診断にあたっては、陰と陽、気と血のバランスの失調がどの内臓にあるのかをしっかりつかむことが第一です。
 そのうえで、熱を冷まして除く「瀉火」の治療法を使うのか、水を補って熱をしずめる「補水」の治療法を使うのか、あるいは、不十分な熱の働きを補う「益火」の治療法を使うのかをみきわめることが大切です。
 漢方薬は、「虚」「実」と、「真」「仮」といった熱の性質を考えながら、ニキビの色や大きさ、ニキビのできた部位、化膿の有無、舌象や脈象などをポイントにえらびます。
 さらに食生活などの生活習慣を改善すれば、治療効果をより確実にすることができます。

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