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含まれる主な成分

不溶性食物繊維(セルロース、ヘミセルロース、不溶性ペクチン、リグニン、イヌリン、グルカン、キチン)、水溶性食物繊維(水溶性ペクチン、植物ガム、マンナン)、海藻多糖類その他(コンドロイチン硫酸)など

無用の食べ物から第六の栄養素となった食物繊維

現在では、糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルに次ぐ「第六の栄養素」と呼ばれるようになった食物繊維ですが、30年ほど前までは、無用の食べ物と思われてきました。人の消化酵素で消化されず、ほとんどが体外に排出されてしまうためです。しかし、1950年代なかばに、東アフリカで診療活動をしていたイギリスのウオーカー博士が、食物繊維と大腸ガンの発生に深い関係があるという仮説を提唱して以来、研究が進められて、人体にとって有用な栄養素であることが認められています。

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食物繊維は、次のように不溶性食物繊維と水溶性食物繊稚に大別されます。このどちらにも含まれないコンドロイチン硫酸は、コラーゲンとともに細胞や器官を結合する重要な物質で、欠乏すると老化現象が進みます。食物繊維の豊富な食品は硬いものが多く、しっかりと噛み砕かなければならないものが多くあります。
必然的にそしゃくの回数が多くなると早食いを予防し、またゆっくり食べることで満腹感を感じられ、食べすぎも防ぐことができます。最も食物繊維を含む食べ物のベスト10は表の通りです。毎日の食事の中で積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。
糸引き納豆(50g中4.8g)
干しそば(100g中4.7g)
おから(50g中)4.7g
甘栗(60g中4.2g)
インゲン豆(生)(100g中19.8g)
トウモロコシ(200g中4.0g)
インゲン豆(乾燥)(20g中g)
オートミール(50g中3.8g)
小豆(乾燥)(20g中3.2g)
ポテトチップ(90g中3.1g)
豆類で食物繊維を多く含むのは、納豆や大豆です。一日の必要量は、20g〜30gなので、食品をうまく組み合わせて摂取しましょう。

不溶性食物繊維・・腸の動きも活発にして便通も促進

 主に植物の細胞壁を構成する物質で、セルロース、ヘミセルロース、不溶性ペクチン、リグニン、イヌリン、グルカン、キチンなどがあります。不溶性食物繊維は、消化管のなかで水分を吸収すると数倍から数十倍にふくらみます。ふくらんだ不溶性食物繊維が腸壁を刺激することによって、腸の働きが活発になり、便通が促進されます。大腸ガンのリスクは、食物に含まれる有害物質が腸内に長くとどまることによって高まりますから、便通が良くなれば、大腸ガンのリスクは小さくなります。ただし、不溶性食物繊維の摂取過剰は、下痢を引き起こし、必須微量要素であるミネラルのl吸収を妨げるため注意が必要です。不溶性食物繊維のなかで例外的に動物性のエビ、カニの甲羅に含まれる食物繊維にキチンがあります。このキチンをさらに化学処理したものがキトサンです。キトサンには、細胞や免疫機能を活発化する働きがあることが分かっています。

水溶性食物繊維・・生活習慣病の予防やダイエットに最適

 水溶性食物繊維は水に溶けますが、消化されることはなく、ゲル(半個体)状に固まる性質をもっています。水溶性ペクチン、植物ガム、マンナン(グルコマンナンなど)、海藻多糖類などがあります。水溶性食物繊維は生活習慣病の予防の点で注目されています。水溶性食物繊維は、ヌルヌルした状態のまま、腸内をゆっくりと移動します。このため、ブドウ糖、コレステロールなどの吸収がおだやかに行われ、血糖値、コレステロール値の抑制に有効なのです。また、水溶性ペクチンには健胃、ガンの抑制作用が、コンプやワカメから抽出されるアルギン酸には高血圧を予防する働きがあります。食品に水溶性食物繊維が多く含まれていると、低カロリーな上、満腹感を得やすく、ダイエットにも最適です。ダイエット食品によく使われるグルコマンナンは、こんにやくいもから精製されたものです。

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