本文へスキップ

生姜

生薬情報目次

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 

生姜(しょうきょう)

ショウガZingiber officinale Roscoe(ショウガ科Zingiberaceae)の根茎。堀採った新鮮なもの(通称ひねしょうが)を生姜、外皮を除き干したものを乾生姜というが、日本薬局方ではこれを「生姜」とする

【出典】 神農本草経(中)に「乾薑」として収録されている
【別名】 薑(キョウ)(姜に略す)
【成分】 辛味成分のgingerol、精油のzingiberene、ジンギベロール(zingiberol)、cineol、campheneなどを含む
【効能】 芳香辛味性健胃、駆風、発汗、矯味
【薬理作用】 発汗解表・温中止嘔・解毒
発汗作用・健胃作用
【臨床応用】 外寒風寒に用いる。湿邪による風邪の予防には、黒砂糖を加えて煎じたものを服用する。
胃寒による嘔吐に用いる。古人は生姜は「治嘔の要薬なり」と称し、生姜汁3~10滴を服用させた。(生姜を洗ってすり下ろした汁)
食欲を増進し、消化機能を高める。
天南星・半夏の解毒に用いる。
【性味】 味は辛、性は微温
【帰経】 肺・脾・胃経
【処方】
【用量】 3~9g、あるは3~5片
【使用上の注意】 胃苓湯、温経湯、越婢加朮湯、葛根湯、葛根湯加川芎辛夷、加味帰脾湯、加味逍遙散、桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、香蘇散、五積散、呉茱萸湯、柴胡桂枝湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、十味敗毒湯、小建中湯、小柴胡湯、小半夏加茯苓湯、逍遥散、 参蘇飲、疎経活血湯、大柴胡湯、釣藤散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、二陳湯、人参湯、半夏厚朴湯、半夏白朮天麻湯、平胃散、防已黄耆湯、防風通聖散、補中益気湯、六君子湯、鹿茸大補湯
【産地】 熱帯アジア、中国、日本
販売サイト  

ナビゲーション