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菖蒲根

生薬情報目次

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菖蒲根(しょうぶこん)

オオバコ科PlantaginaceaeのオオバコPlantago asiatica L.の花期の全草を乾燥したもの。成熟種子を車前子と称する

【出典】 図経本草
【別名】 石菖蒲(セキショウブ)、石菖根(セキショウコン)、水菖蒲(スイショウブ)
【成分】 asaroneを主とする精油(3%)とフェノール性物質を含む
【効能】 鎮痛、鎮静、活血、芳香性健胃
【薬理作用】 芳香開竅・逐瘀去濁
鎮静作用・健胃作用・鎮痛作用・利尿作用・抗真菌作用
【臨床応用】 発熱・意識もうろう状態・意識障害・煩躁・不安・呼吸促進・顔面紅潮・目の充血・頭がふらつく・難聴などの症状がある熱性疾患に用いる。
妄想型精神分裂症に用いる。
咽頭炎・声帯浮腫などによる嗄れ声に用いる。
腹が張って痛む・腹鳴・排ガスなどが多いなどの症状を伴う消化不良症に使用する
利尿作用があるので、尿路系の結石や炎症に対する方剤に補助的に使用する。
角膜潰瘍に用いる。
【性味】 味は辛、性は温
【帰経】 心・肝経
【処方】
【用量】 1.5~7.5g。多量に用いるべきではない。目や咽に用いるときは1.5~3g、意識障害や煩躁には4.5~7.5g 大小便を通利するときは9gぐらい必要である。
【使用上の注意】
【産地】 中国、韓国、日本
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