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桑螵蛸

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桑螵蛸(そうひょうしょう)

カマキリ科(Mantidae)ハラビロカマキリHierodula patellifera Serv.、オオカマキリParatenodera sinensis de Saussure、コカマキリStatilia maculata Thunb.、ウスバカマキリMantis religiosa L.の卵蛸を乾燥したもの。

【出典】 神農本草経 上品
【別名】 団螵蛸(ダンヒョウショウ)、黒螵蛸(コクヒョウショウ)、長螵蛸(チョウヒョウショウ)
【成分】 タンパク質、脂肪、カルシウム、カロチン、鉄
【効能】 抗利尿
【薬理作用】 補腎・固精・縮尿
抗利尿作用が主で、斂汗作用もある。
【臨床応用】 頻尿・夜尿・尿失禁に用いる。成人の腎虚による多尿、小児の夜尿症に用いる。
腎陽虚による遺精・滑精に用いる。夢精にも、補腎薬や他の固渋薬の補助薬として用いる。
【性味】 味は肝・鹹、性は平
【帰経】 肝・腎経
【処方】
【用量】 3~9g
【使用上の注意】 尿の濃いものや陰虚火旺には禁忌である。
一般に炙って用いるのがよく、生(なま)で用いてはならない。生で用いると下痢をおこす。
【産地】 中国、日本
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