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桑柏皮

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桑柏皮(そうはくひ)

カラグワMorus alba L.(クワ科Moraceae)またはその他同属植物の根皮を冬に採取し乾燥したもの。通常黄褐色のコルク層を除去した白い部分

【出典】 神農本草経 中品
【別名】 桑根白皮(ソウコンハクヒ)、桑根皮(ソウコンヒ)、白桑皮(ハクソウヒ)、桑皮(ソウヒ)
【成分】 トリテルペノイドのアミリン(α‐、β‐amyrin)、フラボノイドのモルシン(morusin)、kuwanone A~H
【効能】 消炎性利尿、緩下、去痰、鎮咳、鎮静
【薬理作用】 瀉肺平喘・行水消腫
利尿・消炎作用がある。また、実験によると降圧作用がある。
【臨床応用】 主として外傷および婦人科領域で使用する。
肺熱による咳嗽・呼吸困難に使用する。とくに肺気腫に感染を合併したときや急性気管支炎などの咳嗽・呼吸困難に適している。
皮水に属する浮腫に使用する。皮水とは、顔面四肢の浮腫・発熱・口渇・悪寒がない・脈浮・尿量減少・咳嗽などの熱象の症状が特徴である。急性糸球体腎炎・アレルギー性の血管性浮腫・病後の体力消耗による浮腫などで熱象をともなうときに見られる。桑白皮は利尿作用によって清熱消腫を補助する。
【性味】 味は甘・辛、性は寒
【帰経】 肺経
【処方】
【用量】 3~18g
【使用上の注意】
【産地】 中国、日本
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