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紫蘇子

生薬情報目次

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紫蘇子(じそし)

シソPerilla furtescens Britton var. acuta Kudo(シソ科Labiatae)またはその近縁種の種子(正しくは分果)を乾燥したもの

【出典】 神農本草経集注
【別名】 蘇子(ソシ)、黒蘇子(コクソシ)、野麻子(ヤマシ)、鉄蘇子(テツソシ)
【成分】 精油・ビタミンB1
【効能】 解熱、鎮咳、健胃、利尿剤
【薬理作用】 下気定喘・止咳消痰・寛胸解欝
【臨床応用】 主として呼吸困難・呼気性呼吸困難・胸がはって苦しい・喘鳴・ひどいときは起座呼吸するなどの気道の通過障害による症状をともなう咳嗽(慢性気管支炎・肺気腫など)に、下気(降気)の効能を利用する。痰が多いと気道の通過を阻害して咳嗽・呼吸困難を生じるが、中医学では、去痰すれば咳嗽・呼吸困難・胸苦しいなどの肺起上逆の症状がなくなると考え、このことを“降気”・“下気”と呼んでいるのである。
【性味】 味は辛、性は温
【帰経】 肺経
【処方】
【用量】 3~9g
【使用上の注意】 紫蘇子には滑腸通便作用があるので、泥状便・下痢には用いない。咳嗽があって大便が硬いものに適している。
【産地】 中国
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