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青葙子

生薬情報目次

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青葙子(せいそうし)

ヒユ科(Amaranthaceae)のノゲイトウCelosia argentae L.の成熟種子を乾燥したもの

【出典】 神農本草経 下品
【別名】 草蒿、萋蒿(セイコウ)、野鷄冠(ヤケイカン)
【成分】 脂肪油
【効能】 消炎、瞳孔拡大
【薬理作用】 消炎作用に関連すると考えられる。また、瞳孔拡大作用がある。
【臨床応用】 用途は決明子と基本的に同じで、両者をよく配合するが、決明子ほどは使われない。両者の微妙な相違は、決明子は主として風熱による目の充血・腫脹・疼痛(表証が比較的顕著)に、青葙子は主として肝火による眼部の充血・腫脹・疼痛(口が苦い・咽がかわく・頭が脹って痛い・顔面紅潮・煩躁・怒りっぽいなどの“肝火”の症状を伴う)に使用することである。現代医学には、これらの2種の症状はどちらも急性結膜炎に相当する。また決明子にはやや補益性があるが、青葙子にはない。
肝火による眼の充血・腫脹疼痛などの急性結膜炎の症状に用いる。
視力障害に用いる。
脹るような頭痛・頭がふらつくなどの肝火上炎の症状を伴う高血圧症に用いる。
【性味】 味は苦、性は微寒
【帰経】 肝経
【処方】
【用量】 3~15g
【使用上の注意】 肝血虚には用いない。酒製した方がよい。
【産地】 中国
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