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山椒

生薬情報目次

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山椒(さんしょう)

ミカン科RutaceaeのサンショウZanthoxylum piperitum DC.(日局正品)の種子をなるべく除いた果皮。中国産はイヌザンショウZ. schinifolium Sieb. et Zucc,を用い青椒と称する。Z. bungeanum Maxim(花椒)その他、数種を用いるが、山椒の名は用いない。

【出典】 神農本草経
【別名】 蜀椒(ショクショウ)
【成分】 精油成分のcitronellalや辛味成分のsanshoolなど
【効能】 芳香辛味健胃、鎮痛、鎮咳
【薬理作用】 温中・止痛・去湿・駆回
抗菌作用・回虫駆除作用
【臨床応用】 脾胃虚寒による腹痛・悪心・嘔吐などで、明らかな寒象をともなうときに用いる。
回虫駆除に使用する。腸内寄生虫により腹痛・嘔吐する虚寒のものに適し、烏梅などを補助薬として配合して、腹部の血液循環をよくする(温中)と同時に殺虫する。
寒飲に用いる。蜀椒を配合すると他薬の温化寒飲の効能を強める。
【性味】 味は辛、性は大熱。有毒
【帰経】 脾・胃・肺・腎経
【処方】
【用量】 2.5~6g
【使用上の注意】
【産地】 日本
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